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読書

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記事一覧

読書⑦

『寝るまえ 5分の外国語』黒田龍之助

これは、語学書マニアのロシア語学者による、語学書の書評集。語学書の世界、未知だからこそ、読んでいて、へー!となることが多い。たのしい。そして彼の文章のテンポが心地よい。ずっと読んでいたいな。彼の書く語学書も読んでみようかな。

読書❻

『パリごはん』雨宮塔子 幻冬舎 2012

雨宮塔子さん。名前は聞いたことがあるけれど、どんなことをしている人かわからない人、っていう印象。パリに住んでいる、元アナウンサーらしい。(調べれば、もっと詳細なことがわかるかもしれないけれど、つまらなくなってしまうからやめておく。)とりあえず、最初から最後まで美食の数々のエッセイ。ことあるごとに美食のパーティー、パリからイギリスまで日帰り旅行…エッセイだ

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読書❺

猫に満ちる日 稲葉真弓
講談社 1998.7

老いた猫と、あるひとの長い時間。私は、動物が家にいたことはいままであったけど、主体的に関係を作っていたわけではないので衝撃的だった。深い愛のようなものと、強い想い。ちぎれそうな命。光と匂い。緻密。目を離したくなった。苦しくて何度も本を閉じた。生活でも引きずった。でも一つ言えるなら、これは傑作だと思う。

読書❹

『眠りの庭』千早茜 作
角川書店 2013.11

諏訪敦さんのツイートをみて。久しぶりに千早茜さんの作品を読んだ。なかなか、なかなか。いや、すごい。すごい、なんて薄っぺらすぎる。怖さや、寒さがずっと後ろにあるけど、どうしても美しくて目が離せない。そんな感じ、ページをめくる手がとまらない。息が苦しい。そして、諏訪さんの表紙と、この文章はぴったりと合っていると思う。同じような空気感だ。(諏訪さんの絵

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読書❸

『神さまの住む町』
楠章子 作 早川司寿乃 絵

ずっと早川司寿乃さんの絵のファンで、それがきっかけで読んだ。「神在町」を舞台にした物語4編。じんわりと優しくて、どこかなつかしい感じ。そして早川さんの絵、やっぱり好きだな。

読書②

『作家と猫のものがたり』
yomyom編集部編 新潮社 2010年

猫との文章と、写真で構成されている。文章もさることながら、猫の写真がいい。撮ったひと(大抵は飼い主である作家)の猫に対する思いがじんわりあたたかいオーラを作っていて、あったかい気持ちになった。作家と猫の写真も。作家の柔和で、慈愛にあふれているような表情。
すてきな本だった。

読書❶

『大あたり アイスクリームの国へごしょうたい』
立原えりか 作 北田卓史 絵
旺文社 1982年

タイトルの通り、アイスクリームの国に主人公はいく。とてもとてもわくわく、心が躍る物語です。表紙は北田卓史さんの絵に1982年当時発売されていただろうアイスクリームのパッケージの写真がちりばめられています。かわいいな。