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001/100「ブリと牡蠣の和風キーマの二層カレー(堕天使かっきー)」#カレーレシピ100チャレンジ

スパイスカレーのレシピ本買ったけど、全部は作らない、眺めるだけのレシピがある。そんな状態が勿体ないため、この際100皿作るチャレンジ企画

学びになった要点など記載するため、書籍に興味がある方も、購入済みの方も、スパイスカレー好きも見ていってね。

■レシピ候補たち
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1AB8VBNvV0SS1lCu_V0tgWenaZm_GQzibCh78QXiTX_A/edit?usp=sharing
『関西のスパイスカレーのつくりかた(LLCインセクツ)』『関西のスパイスカレーのつくりかた2(LLCインセクツ)』を中心に。
■レギュレーション
・副菜類も作るが、おかずになる一品料理だけカウントする。
・期限はとくに無し。
・飽きたらフレンチ、イタリアン、中華、自家製ラーメンに逃げる。
・100皿目はアアベルカレーさんのココナッツチキンカレーで〆る(一度カレー教室でレシピを習った)。

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記念すべき一皿目は、『関西のスパイスカレーのつくりかた2』より、人気店堕天使かっきーさん考案の、「ブリと牡蠣の和風キーマの二層カレー」と、副菜の「カブのスパイスミカン酢和え」。
非常に完成度の高いレシピだった。公開していいの?ってレベル。

調理概要

カレーのほうは海鮮スープカレーと、海鮮キーマカレーの二種類で構成されている。

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(スープカレー用の昆布出汁。余った昆布は佃煮か…?)

スープカレーは昆布と鰤のアラの出汁が効いており、その風味を邪魔しない構成のスパイスで香りづけ、最後に醤油を垂らす。無論これだけでも旨い

キーマカレーは鰤の身と、酒粕で漬けて匂いをとった牡蠣を炒める。そこに力強いスパイスが味を引き立てる構成だ。みじん切りの生姜も一つの具として支える存在だった。無論これだけでも旨い

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この二種類が合わさる時、お互いが補強増強しあうわけだ。旨味はもちろん、香りも広がる。

ちなみにスパイスは乾煎りしてグラインダー(IKEAの乳鉢)で潰した。そのため一層風味豊かに仕上がった。
※特にシナモンが潰し切れないため、網目の濾し器でふるいにかけている。

副菜も非常に完成度が高く、みかんとカブの甘味が特徴的だ。今回のカレーは辛味が強いのだが、そんな刺激をやわらげつつも、また別の香りを付与しつつ、カブの食感すら楽しめた。おそらくどんなカレーにも合いそう。

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(今回は少々厚切りにしてしまった。3~5mm程度の薄さ位が丁度良さそう。)

そんなカレーと副菜が合わさって、究極の一皿と言える完成度だった。さながらグレートマイトガイン・パーフェクトモードだ。

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食材類のMEMO

●少々の酒粕を使用するため、余りの活用先も考えておく(酒粕のカレーも存在する)。
●鰤、牡蠣が旬の冬にこそ作りたい!
●昆布は一晩水に漬ける必要がある。前日から仕込んでおこう。
●出汁を取った昆布はまだまだ栄養価を含む。冷凍保存しておき、まとまったら調理すると良さそう。佃煮、細かく刻んでかさ増しなど。(参考
●スパイスを粉末にするため、グラインダーが必須。電動ならデロンギが人気だとか。インドの金属製グラインダーも、調理時点から雰囲気が出て非常に良い。

学び、応用方法

●スープカレーのスパイスは、和出汁の風味を相殺しない構成だった。今後のスパイス選出の起点になり得る。

●キーマはブリの身だけでも旨かったろうが、牡蠣の旨味と風味がクオリティを爆上げしていた。料理ではたまに1+1が3になる瞬間があるが、正にそのような状態。

●酒粕に漬けておいた牡蠣のやや甘い香りとコクは、もしかしたらココナッツミルクの代用に使えるかもしれない。

●脂の乗ったブリにより、正直鶏肉に比肩するほど満足度が高かった。

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堕天使かっきー

公式アカウント:Twitter
住所:阿倍野monumentoなど。詳細はTwitterで確認のほど。

食材を引き立てることを追求しているようで、カレーという枠組みを超えちゃってるかもしれない。どちらかといえば、ガストロノミーの観点から料理を構築していると感じた

ようするに、味の説明は難しく、相当面白いし美味い。

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来店時のメニューは、ラムビンダルーに炊き込みご飯、牡蠣のコーヒー漬け焼き、パッションフルーツなどのホワイトアスパラソース…。

何故それを使ったのか?何度か足を運んで解明していかねばならないだろう!

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