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かかりつけ薬局アプリ企業様へ「東京から大阪まで1週間なんて早い!?」

休診日の出勤先

休診日の水曜日にはできるだけビッグサイトや幕張メッセで行われている展示会に業界を問わず行くことにしてます。

今週はみなとみらいでも医療のスタートアップのイベントがあったり、ビッグサイトでも他業種の展示会がありましたが、毎年定点観測しているMedical Japanがありましたので朝から幕張メッセまで行ってまいりました


薬局・配送・処方アプリ

以前アマゾンファーマシーについての記事を書きました。

それ以外にも様々な大小の企業様が
・処方箋送信
・問診
・服薬指導
・服薬フォロー
・決済
・お薬手帳

などの機能を一つのアプリ上に載せて
・処方フローのSPEED UPを目指す
・患者さんと薬局の繋がりを強化してかかりつけ薬局に

を目指してブースを出して売り込みをされていました。


しかし、ブースを色々見たり検索した限りにおいては疑義照会機能が載っているものはありませんでした。

疑義照会はバックオフィス的なもので
・患者さんが理解できるものではない
・頻度が少ない
・利益に直接貢献しない

そういったことで疑義照会機能が内包されていないのだと考えております

さらにもう一つの理由(仮説)


こういった薬局系アプリは主に患者さんと薬局をつなぐものです。

これについては医療機関に定期的に受診されている方ならお気づきだと思いますが、毎回異なる薬局さんにかかると毎回詳細な問診を書かなくてはならないので、いつもの薬局に行くようになるかと思います。(そうすると簡単な問診だけで良いので)。

同じ薬局へのリピーターになると、アプリの導入はメリットがあるので患者さんもインストールすることになると思うのです。
・患者さんにとっては早く処方が行われる
・薬局さんにとってはかかりつけ薬局になれる

という双方に明らかなメリットが有るため薬局が勧めるとインストールは患者さん主導で行われます。

しかし、疑義照会アプリは

・患者さんにとってメリットがあるが患者さんは関与できない
・薬局にとってメリットはある(患者さんが目の前にいて、薬剤師さんも手を取られる面倒が解決される)
・医師にとっては(短期的)メリットはない

医師にとってメリットがない?


確かに
・電話というわかりやすく見逃さないPUSH連絡が勤務時間中にきていた
・頻度は多くない
・疑義照会について真摯に対応している

という先生が大部分だと思います

疑義照会アプリを導入すると頻度が少ないのに
・電話以外にスマホやPCの通知を見なくてはならない
・勤務時間外にも対応しなくてはならない
という短期的にはデメリットにしか思えない
のは仕方ないと思います。

東京から大阪まで1週間かかる

突然話が飛びますが
皆さん「東京から大阪に行くのにどれくらいかかりますか?」と聞かれたときに
皆様の中で【普通は】
夜行バスで10時間以内
新幹線なら3時間以内
飛行機やリニアなら1時間位

というイメージが有ると思いますので「東京から大阪まで1週間かかるのは遅すぎ」と思われるにちがいありません。

しかし、江戸時代の人なら「東京から大阪まで1週間は早すぎ」と答えるはずです。なぜなら、江戸時代において【普通は】2週間位かかっていたからです

つまり
・東京と大阪の距離は変わらない
・1週間という絶対的な時間も変わらない

なのに評価は真逆です。なぜでしょうか? 

これは環境や時代によって期待値やコンセンサスが変わるからです。交通機関の発達により時間距離がどんどん短くなっているからです

時代によって日本の時間距離地図ですがどんどん狭くなっているのがおわかりになると思います。

薬局アプリを導入する患者さんの期待値は?


ここでまた質問です。
以下のイベントの共通点は?
出産
・受験
・結婚
・離婚
・葬式

経験が積めないので評価が難しい
ということです。


しかし、薬局アプリを使うような患者さんは医療機関にかかる頻度が高いからこそ薬の処方時間に対する期待値も知っております。
つまりアプリで処方フローが早くなっていることに慣れているのです。つまり、東京大阪間が3時間以内という期待値を持っているようなものです。 

そんなときに疑義照会で処方がスタックしてしまった際にはいつもの早い処方に慣れているからこそ「遅いな‐、薬剤師さんや私を待たせてXXクリニックの先生は、プンプン!」となる可能性があるのです。

しかし、「東京大阪間が2週間かかるという期待値を患者さんは持っているので、今まで通りの疑義照会でOK」という考えのクリニックの先生はそのような受診慣れ・処方慣れしている患者さんの期待を満たすことができないために長期的にはデメリットをうけるかもしれません。

薬局系アプリの各社が疑義照会の機能を?


ではそういった患者さんの早い処方FLOWへの期待値を作った薬局系アプリの企業が各自で疑義照会機能を実装すべきでしょうか?
それは避けたほうが良いと思います

・頻度が少ない疑義照会のために各社が医師にそれぞれの疑義照会アプリの導入を依頼すると医師の負担は大変なものになるため拒否感がでてくると思います。少ないからこそ一種類の疑義紹介アプリに集約したほうが良いと思います

そこでお願いです


頻度が少ないからこそ3RD PARTYの疑義照会アプリ(https://gigishokai.com/)に乗ってしまうのが良いと思います。

・患者さんの処方FLOWの短縮が期待される
・薬局は気兼ねなく医師の診察中にもアプリで問い合わせできる
・クリニック院長も1つのアプリであれば消極的でも入れてくれる可能性
・長期的メリットを感じるクリニック院長は積極的に入れてくれる可能性
・薬局系アプリ企業:疑義照会アプリの開発を負担しなくて良い

ということでメリットがそれぞれに有るかと思うのですが

無料ですのでぜひお試し下さい

YouTubeでの疑義照会アプリについて書いておりますので

これは私個人の薬局に申し訳ないと思う気持ちから個人の課題解決のためにつくったサービスですので無料で公開しておりますのでぜひお使い下さい
しかし、これを更に良くしたいという企業様がおられれば更に追加開発を共にできれば幸いです。


実際の運用などをご覧になりたい先生や企業様ぜひ見学も受け入れておりますのでご用命ください

ぜひご連絡お待ちしております
メッセンジャーかメール tokyoeyeasagaya@hotmail.comで)




今日はここまで


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