(再掲)【マネー・ショート】を見てしまう理由
恒大集団
先日、中国の不動産大手「恒大グループ」がアメリカの裁判所に連邦破産法の適用を申請したというNEWSを見ました
これはリーマンショックとは異なり主に中国国内の問題なのと、リーマンショックとは額が異なるので(本当はわかりませんが)そのままパラレルではありませんがまた映画を見てしまいました。
以下は過去の記事の再掲です
この2年位で5回くらい見ている映画があります。 先日も個人のFACEBOOKで上げましたがこのマネー・ショートを繰り返し見ています。
変人のアウトサーダーがリーマンショックを予想して行動していたということです。 もちろんこの4人がもてはやされるのは後からの振り返りで タイミングが悪ければこの4人も破産して映画の題材にはなっていなかったと思います。
しかし、まわりが馬鹿にしても 自分で調べて感じたこと、確信をもって対応していくストーリーが 単に逆張りと片付ける事が出来ない良い映画でした
複数回見てしまう理由〇 経済視点
経済視点があまりないので その勉強
複数回見てしまう理由① マクロ視点
業界にいながら業界をマクロに見ている姿、熱狂の中で冷めた視点。これが医療界にもつながるなと。これは自分もそうなっている反省からですが。
この記事にも書きましたが【ビジネスや経済を学ぶというのは決して医療をないがしろにしているのでは無く 視野を医療以外のマクロにも持つということで決して悪いことではないのです。】
複数回見てしまう理由② 知らないことは恥ではない
映画の前半で 「トム・ソーヤの冒険」の作家であるMark Twainの言葉が引用されている場面がありました
【問題は知らないことではない。
知りもしないことを知っているんだと思い込むことだ】
とありました。 医師の先生は 学生時代から優秀な方が多く 出来ないことは恥ずかしいと感じたり、ゴールに向かって最短コースを駆け抜ける能力が高い方が多い気がします。医師は無理をするのがスタンダードになっている気がします。 個人の能力を高めるにはそれでよいのですが そのスタンダードを全員に当てはめようとすると そのスタンダードに達しなかった医師にだめという烙印が押されてしまいその医師のモチベーションを下げ 結局医療リソースの無駄遣いになるということです。 つまりトップは頑張りすぎなくても成り立つ方法を考えるほうが結局は医療界にとっても良いというマクロな視点【合成の誤謬】を理解してもらう大切さを勉強させてもらった映画でした。
①にもつながるのですが 視点を世間に広げると 世の中多くの人のプロの仕事で成り立っているのです 朝食一回でも自分では準備できないのです。(朝食なんて自分でできるという方は以下の記事を見て下さい)
Q「先生、朝食を自分で準備できますか?」
A「トースターでパン焼いて、冷蔵庫から牛乳取り出して グラスに注いででしょ? 簡単じゃん」
井手: 「ほら、先生方しっかり現実的になられているじゃないですか?出来ることをして、出来ないことはしていないですよね?」
先生X:「いや出来ることばかりだよ。出来ないことなんかないよ。」
井手:「先生、では トースター作って パンを小麦粉から育てて、、、、、、、、、」
無知の知を認識することが大切なのですが それを改めて実感させてくれる映画なので何回も見てしまうんですね。
以前書いたのですが
知ることに関しては
・知の知
・無知の無知
・知の無知
・無知の知
に四分類できます
いきなり哲学的な出だしです。哲学者ソクラテスは「真の知に至る出発点は己の無知を自覚することにある」、真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まるということです。医師とどのような関連があるのでしょうか?、、、、、、
複数回見てしまう理由② ファンド代表の医師の最後のコメント
この映画の主人公4人のうち 1人は片目が義眼の医師がファンドの代表をしているということも大きな理由です。最後にすごい利益を出した後にファンドを閉めるときの言葉が印象的だったからです
【人々は、物を評価するプロを求めているが、
事実や結果に、基づくプロは選択しない、
人々が選択するのは、親しい仲間であるプロだ】
というコメントがNYAUWでやっている いつもの紹介先クリニックの登録プロジェクトと考えが似ていたからです。
親しい=いつも紹介していて人間性を知っているといウェット情報
プロ=専門性(一般的な)を持っているというドライ情報
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