【NYAUWとMAPIのクロスミッション】④「空耳アワーの面白さはギャップ。成正解のわかるAIでお試しを」(実践編)
クリニックでの診療以外にMAPI(医療AI推進機構)の想いに賛同し活動に参加させていただいております。
(この記事も井手個人の見解として記述をしております)
先日は
医療の診療行為と同じように、AIにもPerfectなものは無く、その時点のBest Practiceに触れ続けて、メリット・デメリットや注意点経験や知見を蓄積して行くのが良いのでは?ということで
・AIを信じずに採用するDr
・AIを盲信して採用するDr
・AIにも課題は有ると認識して採用するDr
の3者がトータルにメリットがあるかどうかを表にしました
これは通常の診療のスタンスと同じではないでしょうか?【トータルで見たときには医療AI導入は今でなくても、一般のAIについて触れる機会を今から持ち続けることは大切だと思います。】と書かせていただきました。
今回はMAPI寄りの話ではなくNYAUW寄り話になります。実際に試して「AIはエラーはあるけど面白いね、悪くないね」と認識してもらいましょう
文字起こしサービス
注意)ここで「なるほどなー」で終わらないでくださいね(笑)。特にPCで試す方法は無料でできるのでAIについてメリットとデメリットを実感してもらうことが目的ですので。それにまず損はさせません、特にメモ魔の先生や紹介状やブログの下書きに重宝します
識別系のAIでも紹介状の作成やTODOのメモ作成や読書した際の興味深いところの記録のために個人的には大活躍している音声の文字起こしAIを試してみましょう。
(*これが良いのは自分で声を発しているので間違いがわかることです。AIの限界とメリットを自分で感じることができます)
音声文字起こしAIは世の中でたくさんありすぎて紹介しきれませんが、要約や話者認識などを含めて様々な高度な機能が実装されているものもありますが、気楽に無料で試せるものでやってみましょう。
この記事にも書きましたが私の趣味は1日1つ色々なサービスのアカウントを作ることです。文字起こしサービスも個人的には色々ためしました。昔はこ以下の図のような笑い話のような変換もあったかもしれません、タモリ倶楽部の空耳アワーのような文字起こしもあったかもしれません。しかし、そこまでのエラーは有りませんし、やはり固有名詞や医学用語は強くないですが驚かれると思いますよ。試したことがない先生なら
(*ちなみに下の「静かなご飯の、、」はこの記事からの引用です)
【PC使用時】
現時点(2024年7月24日)ではWINDOWSにデフォルトで付いている音声入力ツールに落ち着きました。これもPerfectは存在しないので起動が簡単、文字起こし精度は悪くないので使用しております。(APPLEの方もデフォルトであるので )
WINDOWS10以上のPCについております。<WINDOWSマーク>キー+<H>キーを押すと起動します。これは僕はPCで読書録をEvernoteに記録する際や紹介状を書く際に重宝しています。これ一回やるとやめられないですよ。
ノートPC時にはノートPCのマイクで、デスクトップPCのときには教えてもらって以下のマイクで満足に使えております。もちろんどんなマイクでも構いません。
【スマホ使用時(キーボード)】
基本に色々なアプリの文字入力時にはGoogleのGboardキーボードの音声入力を使用しています(こんなにダウンロードされているものを初めてみました、50億ダウンロードって)
私はAndroidスマホなのですが、iPhoneでもデフォルトの入力キーボードで音声入力できるはずです。これも結構楽になります。
*関係ないですがChromeは100億!
【スマホ使用時(専用アプリ)*頻度は多い】
これは状況に応じて使い分けています。これもたくさんありますが、無料で使えるのとソースネクストが好きなので、オートメモというものをつかっています。
日記口述時:オートメモ(ソースネクスト社)これは月に1時間以内なら無料で使えます。リアルタイムな変換ではなく、数十秒から数分以内にアプリ内とメールに文字起こしの内容が送られて来ます。
TODO管理:これもオートメモ(ソースネクスト社)(上述)を使っています。
*応用編として私は、オートメモ
1-そのまま音声入力>TODOアプリに自動で登録されるように
2-日記ですと始めに言って音声入力する場合にはGOOGLE CALENDARニ日記登録されるようにしています
今日はここまで
どうです?結構使えますでしょう? 短い入力なら手打ちで良いのですが長い文章のときには非常に助かります。区切りながらゆっくりと話すとより認識が良い気がします。
(再掲)とにかく試してみよう!
ChatGPTやCopilotやGeminiでは無料で試せるものがありますのでまずは触れてみてください。どのように触れるかはまた実例を後日書かせていただきます。
目的は一般のAIを使うことでメリットやデメリットや使い分けの理解がでてきて、医療AIでも結局そういったケアをしながら使うことでメリットが大きくなるので 悪くないんじゃないという先生方や医療機関が増えることが大切だと思うのです。
(再掲)AIと間接民主主義
これはMAPIのメンバーの言葉で感動したものです・
「データを提供していなければ、AIはその施設の特性を無視して判断するように、基準が作られていきます。学習データを提供することで、間接的に、自分たちの医療判断や患者層を基準に取り入れさせるという意味では、間接民主主義みたいだなと思いました。」
そういった意味でデータを提供してくださいということも大切ですが、AIを使ってダメさ加減にため息を感じていただくことでデータ提供が更に進むと思います
(再掲)このシリーズの目的は?
こういった③のステージの先生が増えることが医療AIのデータ流通や医療機関へのAI導入が増え、患者さんケアの向上、医療従事者への負担減少、社会保障の負担軽減、医療レベルの上昇などにつながるというマクロは視点でのミッションと考えます