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【紹介先】特にニッチな分野の先生お願いします。都度都度?事前に?

最近メーリングリストを拝見て

購読させていただいているメーリングリストで「紹介先を教えて下さい!」というメールが最近立て続けにあったのを拝見して書かせていただきます。

ため息にもいろいろな種類が

皆様 いつも読んで頂きありがとうございます

上のリンクにありますようにNYAUWでは色々なため息の解決をチマチマ行っております。
その中でも医師だけのため息、患者さんの短期的なため息、そして患者さんのQOLに関わるため息などいろんな種類のため息があります。
我々の仕事は患者さんのQOLのためにという目的が大きいと個人的には考えておりますので、それ以外のものは思いついて記事を書いたりチラシを作っても想いが長続きしないものも多いです。

ぐるぐる戻ってくるのはやはり紹介


しかし、開業して6年半経過してずっとため息をつき続けているのが患者さんの紹介先です。
1: 【なんとなく】やはり紹介先が分からないときには、GOOGLEでなんとく検索して紹介状を書くことも多いです。(適当x即時)
2: 【ちゃんと】あとは大学や知り合いのつてやメーリングリストで聞くものです。(ピンポイントx遅い)

この2方法が多くの先生の取られる方法だと思います。

しかし
1: 【なんとなく】短期的には良い顔が患者さんにできますが、後に紹介先に満足が行かなかったときに患者さんの医師への長期的な評価が下がります。
2: 【ちゃんと】短期的には患者さんにストレスを掛けますが、紹介先に行ったときには満足度が上がる可能性がありますので長期的に先生の満足度があがります。

そのような紹介先情報が手に入らない場合

2: 【ちゃんと】善処したい場合でも、お知り合いの先生がそのような情報を持ち合わせていない場合もあるのです。
そういった場合には短期的にも患者さんを待たせ、長期的にも先生への不満が出てくることになります。

なぜ紹介先が手に入らない?


地域性がある疾患もありますが、多くの疾患は全国どこででも起こりうるものなのでどこかの医療機関では対応されているはずです。

しかし、都度に聞いてもそのメールングリストやSNSをすぐには見ていないことも多いのです。つまり【即時性を求められると厳しい】ということです。

もう一つの問題点は【ピンポイントの紹介先を求められると厳しい】ということです。なんとなくその地域の先生を知っていても、その紹介が必要な患者さんの疾患のレベルや患者さんのキャラクターを直接診察していないのでメーリングリストなどでもなかなか発言しにくいということがあります

解決策は?


言うまでもありません(笑)以下のプロジェクトです!
①即時性でなく事前に紹介先を登録
②ピンポイントを求めない

ということです。


②ピンポイントを求めないとは?


いつ、紹介する方も自分の答えに100%依存されることが怖いんです。紹介して患者さんの満足が得られない際に
・患者さんの主治医
・その先生を紹介した先生

ともに不満や不信が出てくる可能性があるのです。

ですので教える心理的負担を減らす工夫が必要なのです。それは「最終ゴールではなくていいのでその地域のハブ(中継地点)の先生を教えてください」ということです。

電車や飛行機も直行便ばかりではありません


電車や飛行機も世界中に直行便があれば嬉しいですよね。それであれば乗換案内のようなアプリもなくて済みます。
しかし、現実には大きなハブ駅・空港経由で最終目的地にいきますよね? それについて憤慨する人はいないかと思います。それと同じで、紹介先も一発で最終的なクリニックに紹介受けれるという前提を壊してもらう必要があるのです。
もともと専門性や地域的に探せない地域なので、患者さんが自分で探しても適切な医療機関に到達できずドクターショッピングを繰り返すと患者さんや社会のリソースが消費(浪費)されることになります。
ですので少しずつ確度を上げて数珠つなぎでゴールに近づいていきましょうというものです

患者さんはハブであることを理解?

患者さんは紹介状をもらったらそこが最終的なゴールとなる紹介先であると思ってしまいます。その説明が大変なので紹介状とともに 患者さんに説明文書も自動でつくるフォーマットも作っております


まとめの図①

左上か右下のパターンが多いかと思います。 そして右上が理想ですがこれは現実的ではないので、すこし確度を下げても事前に登録を集めることにより早い答えを準備できるようにするのがNYAUWの目的です

まとめの図②


右下と左下で行われていることが多いです。これらはいずれもピンポイントで紹介先を求めるものですが、それができないのでハブを探して徐々に最終ゴールに近づきましょうというものです。


今日はここまで

ご興味の出てきた先生方よろしくお願いします


PS)なぜ幽霊の絵?


以下にも書きましたが
外国人は夜の柳を怖がる?枝垂れ柳(しだれざくら)と幽霊を関連付けるのは世界中の人でしょうか?日本では幽霊と枝垂れ柳を関連付けますが、日本人でも完全な欧米文化で生活した人は枝垂れ柳を見ても怖くないと思うのです。同じでは全くありませんが、事前にそういった情報をぼんやりとでも見ていると紹介先のヒントになりますし、そういった登録を事前にしておかなくてはな?という気持ちになったのでは?


NYAUWの活動いろいろリンク


これまでのプロジェクトのチラシ


最近のプロジェクト【患者さんに主治医を教えて頂きたい】


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