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絶対押さえておきたい! 2024年春夏ファッショントレンド速報⑤ 【ナチュラルリソースへの敬意】

2024年春夏のファッショントレンド分析に基づいて、1年後のストリートを席巻しそうなファッションアイテムをAIと一緒に作ってみました。

第5弾で注目したいテーマは【ナチュラルリソースへの敬意】!
壮大な自然を感じさせるような素材とカラーリングを伝統的な技術で表現したマクラメやフリンジなどのディテールが増えそうです。


本記事のライター アシダニア徳満有香(ドイツ在住ファッションジャーナリスト)


24SSファッショントレンド⑤【ナチュラルリソースへの敬意】

キーワードは、

✔ナチュラルリソース 地球上のグリーン、にインスパイアされている色や素材が特徴

✔竹、井草,手織り感、クラフト感のあるあたたかみのある素材を多用

✔伝統的クラフトマンシップと現代的視点の融合

具体的には、下記のようなアイテムがトレンドインする予想です。

・バナナの葉、干し草を編んだバッグ

・植物繊維で巻いたり編んだりするボタンやバックル

・フリンジや網目の荒いニット

・泥や土をイメージする汚れやにじみのあるセットアップ

トレンドを確認したところで、早速ビジュアル化していきましょう!

①ビーズとニットで表現するヴァナキュラーなクラフトマンシップ

カラフルなビーズのアクセサリーや、コットン・リネンなどの天然素材による編み物は文明化の前から愛されてきた服飾品なだけあって、ヴァナキュラーなムードが漂う。シックなカラーでまとめすぎず、自然界に存在するような彩度を多めに取り入れ、カラフルに仕上げることで、エスニックな雰囲気に。
カラフルなビーズや、歪・アシンメトリーなシルエットといった、手仕事による作品らしさを強調することでリラクシングなムードに。
ビーズのヘッドピースはスタイリングを一気にヴァナキュラーなムードに格上げしてくれるアイテム‼︎マジョリティに浸透することはなさそうだけど、かなり差がつくアイテムなので、センスに自信のある方はぜひ、取り入れてみて。ファッションラバーからじわじわと注目を集めていることで、ビーズのヘッドドレスもより安価でいろんなブランドから発表されるようになってきています。
フリンジ・マクラメのようなディテールにも注目。

②ロマンティックかつ退廃的なボーホー

フラワーモチーフにロマンティックなアイボリーのレースやエスニックな紐、ビーズを加えることで、キッチュなボーホースタイルが完成。
ナチュラルなムードは頻繁にトレンドに上がってきたけど、2024年はロマンティックかつ退廃的なムードで仕上げることで新鮮な印象に。
アイボリーのレースやコットン素材はロマンティックでボーホーな雰囲気を表現するのにぴったり。ティアードやフリンジのディテールも。

③リネン、ラフィア、切りっぱなし、フリンジ…などの荒削りで未完成な野生的ディテール

荒削りで野生的なアイテムはモダンなアイテムとスタイリングするとバランスがとりやすい。ネオンなカラーリングのシアーな細かいニットで、モダンなエッセンスを漂わせながらも、ナチュラルなヘアー、切りっぱなしの野生的な気高さを。
リネン、ラフィア、目が粗いクラフトニットなどのアイテムが増えそう。
フリンジのディテールやシェルボタン。
繊細な目の細かいニットと目の粗いニットのドッキングも新鮮。
ニットの全身ボディスーツもより多く目にする機会が増えそう。
素朴な素材を、繊細なレイヤードとシルエットでモダンに。
アシンメトリーでオーガニックな編み目。
目の粗いニットドレスetc…
力強さと軽やかさを兼ね備えたアースカラーをチョイスするだけで、一気にムードが出る。
ヘルシーに肌見せできるカットアウトのディテールやシルエットと組み合わせる。

最近はフラワーコサージュが施されたリボンを首に巻くスタイリングや、シェル系のアイテムの着用が、ちらほら増えてきているので、それらも合わせてチェックしておくと、2024年のムードを先取りできそうです。

全5回の連載、お付き合いいただきありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに。

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