StarTrek: Picard #7 の感想など

※ネタバレ含むことになると思います

 ピカードの逃亡先"ネペンテ"は装置の強制でなく、ピカードが自ら設定したんですね。あの時点で直接船に戻ると鹵獲されて全員殺されてたかも知れないし、別れて逃げるのがベストでした。

 ネペンテに着くなり出くわした少女はケストラ。あのディアナ・トロイとウィリアム・ライカーの子供だとは!ディアナはウォーフと結ばれる展開も有り得ましたが、正史としてはライカーと結ばれたんですねえ。ふたりの子供らしい、聡明で勇敢で情が深くて、何より機転の利く子でしたね。将来はとても有能な士官になるでしょう。そして久し振りにピカードと再開するディアナとライカーのふたりの表情、良かったですねえ。本当に久し振りの再会っていう雰囲気が溢れていてグッときました。それにしても、あんな自然に囲まれた平和な惑星みたいな感じなのに、防御シールドに広域センサー、果ては遮蔽センサーシールドまで装備しているなんて、凄いですねライカーの家!さすがは准現役士官。

 ソージはナレクに受けた裏切りと、出自の衝撃に人間不信。境遇を考えると仕方ないんですが、とても人間らしいですよね。涙を流したり。誰も信用できないけれど、自分を知るためには故郷に行くほかない。それにはピカードの助けがいる。この事実との葛藤は、いかにソージの頭脳が人間らしくなっているかを表していました。データであれば、最も合理的な手段として悩むこともなく即決していたでしょう。

 一方で、ネペンテに向かいたい船の一行はナレクの船に尾行されていイライラ。ジュラティ博士が地球で追跡装置を服用させられていたとは…。用済みになったら毒に変わって殺されそうな気もします。そうとは知らずラフィを疑うリオスの様子にますます罪悪感に苛まれていく感じが、ソージと対照的でした。追跡装置を無効化するために服毒しましたが、無事に済むと良いですね。ナレクが悔しがるところ、個人的に胸が空きました!

 追手を止めるために再生キューブに残ったエルノアは、ブルーと一緒に行動。ブルーは再生ボーグたちをナレクの姉ナリッサに皆殺しにされ、卑怯な不意打ちに倒れる悲しい結末でした。ところでナリッサはさらっと自分たちがジャット・ヴァッシュであることを口にしていましたね。やっぱりただのタルシアーじゃなかったんや…。そして押されるヘルプボタン。フェンリルレンジャーは孤立無援となったエルノアを助けに来てくれるんでしょうか。そこにセブン・オブ・ナインの姿はあるんでしょうか。楽しみです!

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