【漫画評】『アニメタ!』花村ヤソ
前回の『かくかくしかじか』の記事が好調なので二匹目のドジョウを狙ってクリエイター漫画の『アニメタ!』花村ヤソを紹介。
クールジャパン(もはや死語では)なんのその、アニメイターは全然儲かる仕事じゃないとは聞いてたけれど、そんなアニメ作りの現場をかなり詳細に綴られています。
作画オタクな私には俺得な漫画なのですが、一般の人にはなかなか馴染みがないところを、新人アニメーターユキムラの視点でスポ根アニメーター日記に仕上がっております。
作者の花村ヤソはProduction IG の元原画マン。アニメーターは基本個人事業主で歩合制で給料も安定しない様子などリアルにかかれています。原画オタクとしては、押井守の右腕で、『イノセンス』の人形に命を吹き込んだ沖浦啓之や弟子筋の西尾鉄也などハイクオリティな作画で定評のあるあのIGです。(長くなりそうなのでそのうち記事に)。IGがそうかはフィクションなのでわかりませんが、現実と照らしてそう遠くはない現実だとおもいます。(どこがクールなのか?)
『かくかくしかじか』からのつながりで言えば、主人公のユキムラはアニメーターの学校に通っていたわけでもないので(主人公としては話を勧めやすいのでやりやすいのでしょうが)経験のないぶん、監督の九条に見初められて「一週間でクロッキー帳埋めてこい」と言われ、言われたとおりにクロッキー帳埋めて持ってきます。やっぱ手を動かす修行ですね。
物語はまだ序盤というところですが、いろんな壁にぶつかりながら成長していくユキムラを見るのは、クリエイターとして勇気をもらえる内容になっています。未読のかたはぜひ。
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