退職するとき必ず聞かれるネガティブな質問やめませんか?
今週いっぱいで今の会社での勤務が終わります。
今まで遠慮していたのか、お別れの挨拶と言って他の部署から私のデスクに順番に来てくれます。
私が本当に嫌な奴だったなら来ないと思うので、そうやって気に掛けてくれて嬉しい限りです。
退職するとき必ず聞かれる質問があります。
「どうしてやめるの?」
当然聞きますよね。
私だって誰かがやめるとき必ず聞くと思います。
しかしその質問の後に何人かは、回答を待たずにこんな追求をしてきます。
「やっぱ上司の○○さんと反りがあわなかったからか?」
「うち給料安いもんなー次はいいのか?」
「仕事嫌だった?」
回答前に追求として出てくる言葉は、全てネガティブな表現ばかりです。
これやめませんか?
必ずしも仕事は不満があったり、嫌だったりでやめるものではありません。
今の会社でできないことをやりたい、挑戦したい、それでもっと仕事を楽しみたいという前向きな気持ちでの転職もあります。
以前の記事に主体性と自主性について書きましたが、仕事は労働年代における1/3の時間を占めるものです。
古い価値観の人が多い会社では、言われたことを早くする自主性が求められがちで、仕事は早くこなすという発想になる傾向があります。
そうなるとやめる理由が、ネガティブなものに引っ張られるように思います。
自主性を極めても、自分で考えるというプロセスがないので、仕事はただの作業になり、楽しいや面白いというやり甲斐を感じられなくなるからです。
ネガティブな質問を投げかけてくる人たちは、自主性をこそ評価の対象とされて人材育成されてきたので、仕方ない気もします。
でもできれば仕事は主体的に取り組む方が良いと思います。
自分の職務環境は誰も作ってくれません。
楽しくできる仕事、やり甲斐のある仕事、そんな仕事ができる職務環境は、自分自身で主体的に考えて作っていかなければなりません。
会社の方から社員全員が楽しく働ける環境を作るのは困難です。
それは人それぞれ価値観が異なり、楽しさややり甲斐の尺度も異なるので、誰かに合わせば誰かが不満を持つようにしかなりません。
そう考えるとどこの企業に属しようが、自分が楽しく働ける環境は自分で作るしかありません。
今回、私は仕事をするということに主体的に取り組んだ結果、新しくやってみたい事業ができました。
運よく、その意志に共感してくれる企業と出会うことができたので、転職することにしました。
もちろん年収は上がります。
自分自身を安売りするわけにはいかないし、家族の共感も得なければいけないので、そこは交渉させていただきました。
motoさんが言うように、「給料は与えられるものではなく稼ぐもの」なので、当然の判断だと思います。
結果、私はやりたいことにチャレンジできて、年収も上がるという最高の労働環境を手にすることができました。
働き方に関する価値観は時代と共に変化しています。
副業を成功させるのも、まずは本業を頑張るのが基本です。
やめる人に対してネガティブな質問を投げかける発想を養うのではなく、本業で主体的に働いて、やりたいことも年収も手に入れるキャリアデザインをしませんんか。
大事なことなので繰り返しますが、まずは本業を主体的にがんばりましょう。
建築と写真で素敵な生活のサポートをしたい