1歳1ヶ月の子どもと、ちょっとコミュニケーションがとれた話
来たぞ来たぞ。きゃいきゃい言いながらこっちに来たぞ。
と思いながら、陽のさすリビングでコーヒーを啜っていた。
最近、リビングの椅子に座った瞬間に、泣きながらとてとて歩いてくることもある。とにかく、子どもが近づいてくる、ということは、私の休息時間の終わりを意味している。
でも、今回はご機嫌に近づいてきているみたい。そろそろ振り返ってみようか。
わ!すごい笑顔だ!かわいいなあ。何か持ってるね。
IKEAの青い袋だね。差し出しているけど、くれるの?ありがとう。
まだ手を出しているけれども、袋返したほうがいいかな?はいどうぞ。
え?違うの?なになに?
あ、そうかそうか。これをご所望か!
袋を頭に被って…いないいないいないいないいない…
(ちらっ。いい笑顔)…ばあああ!
これですこれです!といわんばかりの笑顔と笑い声!
なんだか通じ合った気がして胸がほんのりあったかくなったよ。
この喜びわかるかなあ。1年以上一緒にいて、まだ言葉ではコミュニケーション取れなくて、生理的なこと以外で意思疎通ができるようになったんだよ。
ママがわかってくれない!って思ったこと、何回もあるんじゃないかな。今、通じたね。この遊びしたいって伝えられたね。
え…?もう一回やるの?いないいないいない…ばあ!
ということを何回も繰り返し、コーヒーは冷めてしまった。
私の体力は確実に減り、todoは未消化のまま、午後の時間はゆっくり、しかし確実に過ぎていったのだった。