見出し画像

I vs?

本当の事を言いたい。

だけど、本当の事は、時として誰かを傷つけたりストレスを与えたりする事にもなり兼ねない。

本当に大切な友達になら、あえて言ってあげる優しさも多々あるだろう。

しかし、経営者と従業員と言う立場となると、本音を言う事がベストではない場合が増えていく。

本当はAと言うカードを切りたい。Aと言う成長を伝えたい。

変わりたかったらそれじゃダメ。やらないと一生そのまんまだと。

だけど、別に言わなくても現状維持は出来る。嫌な想いさせてまで伝える必要もないか。まぁ僕は僕で頑張ればいいかぁ。

やっぱBのカード切ろう。

「まぁ、今のままで大丈夫だよ。平気平気ー。」

そう。茶番なのである。笑

お陰様で経営としては順調で、複数店舗とも一年や二年の歴史ではないので、自分なりに舵取りとしては結果は出ているのだけれど、今表現した様な違和感と言うものは経営には付き物なのだ。
仕事一つとっても、自分で店を立ち上げ働きたいだけ働きまくってた頃は良かったが、誰かを雇う様になり、就労時間なんて物を意識してしまうと
「自分が働きすぎると、従業員も気を使うのかなぁ」「今日はここらで止めておこうかなぁ」となったりしてしまう。
24時間365日働けてた頃が懐かしい。
今それをやってしまうと、休まない上司&トップと言う無言の圧力にもなりかねない。
なので、上手に見えない所で働く様に気を配る様になった。
「なんだかなぁ」である。

本音は痛い。

痛みを避けて避けて、避けて避けて。

そこには立派な無難と言う耳障りのいい言葉が出来上がる。

しかし、無難な言葉は残念ながら、特別な未来を開く鍵にはならないのだ。

きっと僕はいい経営者ではない。
従業員に何も求めない。居心地のいい場所を作ろうとする代わりに、大きな成長の仕方を教えてあげられない人間になってしまった。

無難な笑顔と引き換えに、有り触れた世界をプレゼントしてしまっている様な感覚を覚え、不意にとてつもない罪悪感に包まれる。

気が付けば、自分も我慢する人になってしまった。もうそれは自分と言う経営ではない様にも思い、実は最近は余計な優しさを捨てた。
自分が働きたければ、従業員は先に返し、好きなだけ働く様にした。
かと言って誰かにも何も求めない。

「これでいいや。」
最近は素直にそう思う。

愛してほしくて生きてるわけじゃない。

好きな様に生きて、付いて来たい人だけ付いて来てくれればいいのだ。
株式会社じゃあるまいし、誰の方見て生きてたんだろう。

紆余曲折。
何度も違うかな?こうかな?
そんな七転び八起きを繰り返し、これからも頑張っていくのだと思う。
またその都度その都度の気持ちと決断を大切にしていけばいい。
正解なんて何処にもある様でないのだ。
戦いはこれから、どこまでもなのだ。

I vs I なのだ。


#経営
#人生
#本音
#茶番
#ivsi

本当に有難うございます。 サポート頂きましたお金は、設立間もない会社の運営資金に当てさせて頂き、その優しさを止める事なく、必ず皆様へのサービスへと還元させて頂く事をお約束致します。