#574 作業療法士が目指す未来
どうも。久しぶりにボーリングしてみた、てつです。
こちらのnoteは思いついたキーワードから話を展開する「note放談」を行っています。
今日も思いつくままに書いていきたいと思います。
本日のテーマは「作業療法士が目指す未来」です。
湘南OTWEB学会に向けて資料の準備を進めています。
それを進める中で出てきたキーワードに「作業的公正」という言葉があります。
今日はこのキーワードから僕たち作業療法士が目指すものを共有しましょう。
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、さまざまな生き方の悩みや社会での課題を、自分視点で解釈して記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
2025年2月23日(日)に行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました。ホームページが公開されてます!
申し込みは2024年10月15日(火)〜です!みなさんぜひご参加ください!
◾️湘南OT交流会 WEB学会 2025
本年度もやってきましたWEB学会!たくさんの講演と演題が集まる、湘南OTが仕掛けるオンライン学会です。一度参加すれば過去の講演と演題が見放題なので、かなりのボリュームになっています。
演題登録すればこれらが全て無料です!演題締め切りは12月中旬。
ぜひご参加ください!
◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら!
それでは続きをどうぞ。
作業的公正
この作業的公正という言葉は、
「作業」と「公正」という単語が含まれます。
「作業」は人が意味や価値をもつ生活行為です。
これは作業療法士であれば共感できることで、作業療法が取り扱う目標でもあり手法でもあり結果でもあります。
作業療法士はこの人にとって当たり前に存在する「作業」について深く考え、その「作業」に関わるヒト・モノ・コトを良い方向に導きます。
「公正」は権利・平等などの言葉に近く、その人個人に当たり前にように存在する、幸せになるための生きるための権利を表します。
「公正」であるからこそ、人は制限されることなく平等に、生きていくことができます。
「作業的公正」とは、誰しも、自分にとって価値や意味のある生活行為に取り組む・参加する・主張することが許されるということです。
作業を行うことを何らかの理由で奪われることがないような社会が作業療法士が目指す社会ということになります。
目指す未来
人が作業的に公正ではないとなると、どんな社会になるでしょうか?
好きなことができない
なりたい職業に就けない
したくないことばかりしてる
生活が乱れている など
いわば人の健康と幸福に関わるであろう「作業」に取り組めてない状態を指します。
これは、生存や幸福や健康にとって大きな問題です。
僕たちは、日々作業に取り組むからこそ、過去を定義づけ、今の自分を肯定し、先の未来に希望を持つことができます。
でも、作業的に公正でない状態は人の幸福を奪います。
小難しい話になりましたが、要するに好きなことに取り組むのが人の幸せにつながるということです。
今日は資料を作りながら、「作業的公正」な社会について考えていました。
これが成立社会はきっとみんなが作業を楽しんでる社会ですよね。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。