僕は変化する事にした(骨折事故&TSC野方&太陽と月灯りのライブレビュー)前編
2023/7/26
午前9:15
僕は業務中、4メートルの所から足を踏み外して
落下した。
頭は打たなかったが、背中と右手首を床に強打してそのまま救急搬送された。
レントゲン、採血、MRIなどで調べた結果、
右手首の骨折、背中2箇所の圧迫骨折。
絶対安静を命じられ、コルセットが来るまでは絶対に起き上がったり、ベッドから出ては行けないり
と言われた。
初めての入院。
ヘルパーさんはおむつを軽く投げて、
「自分でつけて下さい。」と。
だが、僕は左手しか動かない。
どうやってもおむつが付けられない。
仕方ないのでナースコールで、おむつをつけてもらうようお願いした。
やってきたヘルパーさんはため息混じりに、
「出来ないんですね…。」と漏らす。
前途多難の入院生活が始まった。
左手でフォークやスプーンを駆使してご飯を食べる。尿瓶でおしっこ、おむつでお通じを済ませる。
しきりに会社から電話が来る。
労災の申請を出すため、時系列をまとめるからだ。
僕はどうなっちゃうんだろう。
仕事、クビになるのかな…。
クビになったらなったで、元気になったら転職しよう。
でもそれ以上に悩んだのが、
僕はギターが弾けるのだろうか、8/19のライブに間に合うのだろうか。
僕はどうしてもロックがやりたい。
ライブがやりたい。
ただ、それだけを考えていた。
変わり映えのない天井を見つめながら、
チカラの入らない右手を睨みつけた。
手術当日に執刀医がコロナにかかり、呆れてしまった。
早くなんとかしてくれ!僕は焦った。
仕方ないので、転院する事に。
転院先がとても良い病院で、サクサク事が進んだ。
転院→手術→退院。
2泊3日で退院だ。
転院前の病院にいたらいつまで居させられたことだろうか。
しかし、手術をして治った訳ではない。
背中にコルセットは必須、無いと5分も持たず痛くなってしまう。
右手も力が入らない。箸もペンも持てない。
ピックも摘めない。
ライブまで10日。
リハビリの先生の宿題やYouTubeなどを観て、
ひたすらリハビリに励んだ。
全ては、ギターが弾きたいから。
ライブがやりたいから。
少しでも手首を曲げたり、指を曲げようものならば即座に激痛が走る。
一日中、指を動かそうと必死だった。
そしてそれは右手首だけではなく、背骨もだ。
コルセット着用が必須でまともに10分も歩けない。
兆しが見えたのは8/14あたり。
ライブまであと5日位だろう。なんとかろうじて、ギターピックを摘める段階まで回復した。
しかし、摘めるだけ。上下のストロークをした途端、ピックを落とすし、飛んでいく。
ツイキャスなどでリハビリもかねて、ギターを弾いていた。かなりキツかった。連続して演奏できない。
手首がもげそうだ…。
加えてあぐらをかいて弾き語りをした故、腰もめちゃくちゃ痛い…。
当日は立ってギターを弾こう。
そうすれば多少動けるから腰の負担も減る。
ずっと同じ姿勢は5分も持たない。
SNSを開けば、ライブのレポートだったりが目につく。僕は負けていられないって思った。
8/19のライブをキャンセルしようものならば、
僕は僕を絶対に許さないだろう。
そして8/19へ続く。
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