ポイズンロックパニッシュ Chapter.1
夢を見た。
ひなげしが咲き誇る、国道16号沿いのモスバーガー。
あの娘と口いっぱい頬張っていた。トマトスライスの果汁の赤色が口の周りを染めていた。
あの娘の名前は…
「起きて、コウジくん。」
体を揺り動かされて目が覚める。壁には安っぽいエンジ色のタペストリ。俺はゆっくりと体を起こす。奥の洗面台でユミが下着姿で髪を梳かしている。身長は165センチでやや痩せ型、小ぶりの胸を添えているブラジャーは体に合っていないのだろう。不自然に谷間を強調するバストを作っていた。
そうだ…