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てつまる/中年Webライター
2020年9月10日 00:07
こんなにも人生において「夜逃げ」に関わるとは思いもよらなかった男の自叙伝的な物語。今回は実家を捨ててまた占有したマンションでの生活の頃の物語です。■新たな「我が家」私はマンションの一室に居た。見たことも無い景色だが、たった今からここが「我が家」になる。見た目は年数に応じてそれなりの外観だったが、隣もエレベーターホールを挟む為に気にならず、角部屋で造りはしっかりしていて上の階の物音も聞こ
2020年9月6日 20:56
こんなにも人生において「夜逃げ」に関わるとは思いもよらなかった男の自叙伝的な物語。今回は流浪の生活が定着した中で見出した生き方と、忘れられない母親との最後の生活のお話です。※この物語は①から続いていますので、まだの方は是非①からお願いします。■居候の成れの果てそこから暫くはまた気ままに暮していたのだが、実家暮しもまた窮屈なもので私はすぐに家を飛び出しまた友人宅を渡り歩く生活をしていく。
2020年9月5日 09:29
こんなにも人生において「夜逃げ」に関わるとは思いもよらなかった男の自叙伝的な物語。今回は人生2度目の「夜逃げ」となる駆け落ちの話と、初めての「占有」のお話です。※この物語は上記の続きになりますので、よければ①からご覧ください。■2度目の「夜逃げ」中学入学後「夜逃げ」の事実からの転落は早かった。その後数年間はそれ相応の人生を歩み、母親の高校だけは行ってくれという希望を叶える為、名
2020年9月4日 19:02
私は今世間的には夜逃げ状態…ふと振り返ると幾度ともなくこの「夜逃げ」に関わる人生でした。そんな皆さんにあまり縁のない「夜逃げ」のお話を今回は体験から物語調にしてみます。■人生初の「夜逃げ」初めての「夜逃げ」は小学校四年生の頃小学校に上がる頃、念願のマイホームを手に入れて借家暮らしから脱して数年間は普通の家庭だった。両親共働きだったので、学校から帰りいつものように2つ歳上の兄と2人親