傘は掛けて収納を推したい！「傘かけ」とわたし
こんにちは。
もうすぐ梅雨がやってきます。
今日は、とにかく「傘」を「掛けて」収納したいわたしが、推しの傘かけたちを紹介したいと思います。
愛が溢れすぎてイラスト入りで解説してしまったのでお付き合いください。
１.見た目のかわいらしさを推したい「ピア 傘かけ」
鉄家具の商品企画をすることになって、「使いたい！」と熱を込めて作った最初の傘かけがこちら。
当時わたしは、デザインが気に入って買ったもののとても倒れやすくて使いにくい傘立てにうんざりしていて、使いやすくて倒れにくくて見た目もスッキリしていて、傘が取り出しやすくて…と様々な要望を一気に解決してくれる傘立てを作りたいと思っていました。最初は一般的な「傘立て」を作りました。それはそれでよかったのですが、どうしても傘が絡まりやすく、もやもやします。
「わたしの欲しい傘立てはコレじゃない。」
いろいろと考えに考えて生まれたのがこの傘かけ。
この子はとても気に入っていて、いまも自宅で活躍しています。
傘立てへの執念が形になり、おかげさまで好評いただいています。
傘収納へのもやもやを抱えていた方がきっとたくさんいたのですね。
余談ですが、社内で好きな製品についてプレゼンする会で、こちらの傘かけを選んで熱弁したところ「家具じゃないんだ！」という冷静なツッコミをいただきました。
２．手しごとによる鉄のあたたかみを推したい「クロテツ傘かけ」
スッキリとカッコよくて鉄らしい傘かけを作りたいと生まれたのがこちらです。鉄といえば「冷たい」という印象を持っている方も多いと思います。
工業製品的なシンプルな形状にすれば、冷たい印象は増します。当店の製品は職人さんが手で作っているので、シンプルでありながら温かみが感じられる傘かけを目指しました。
仕上げは鉄の素材を生かした「クリア」の塗装。フレームの一部は鉄を熱してハンマーで叩いて意匠として打痕をつけています。
少しいびつになった形から、ぬくもりを感じられます。
お気に入りの傘を、飾るように収納してください。
３、傘立て＋機能 を推したい「棚のついた傘かけ」
せまい玄関で、傘だけでなく他のものも一緒に収納できたら…というアイデアかた生まれた傘かけです。
この傘かけについては以前もnoteで熱く語ったのでそちらをご覧ください（笑）
おかげさまで好評いただいています。ありがとうございます。
４、職人さんの技術を推したい「ひとふで書きの傘かけ」
一見、ひとふで書きに見えるこちらの傘かけ。
ひとふで書きのような形状には職人さんの技術が詰まっています。
いくつかのパーツを溶接でつなぎ、つなぎ目の部分をキレイに削ってわからなくしてあります。なぜそんな面倒なことをわざわざ…と思うかもしれません。実際のところ、１本の鉄をまげてほぼ同じ形になるように何台もこの形状を作るのは不可能です。そもそも１本の鉄の棒の長さは決まっています。
そこをどうにかこの形にしてしまうデザイナーさんと職人さんの心意気！泣けます。。。
こぼれ止めをぐるぐる巻いた鉄の棒で作っているところにも、胸が熱くなります（マニアックですみません。）
実際の製品でつなぎ目を探してみてもらいたいところです。
ちなみにこちら、発売前は受け皿がないことを受け入れてもらえるだろうか…と心配されていました。ところが意外に受け皿いらない派のみなさまがいらっしゃって、汚れた受け皿をお手入れしなくてよい、床に汚れが溜まりにくい等、好評いただいています。良かった。
５、置かなくて良いを推したい「壁に付ける傘かけ」
近頃は傘立てを玄関に置くのすら嫌になって、「壁に付けちゃえばいいじゃん！」となる方も増えてきたようです。
タオルバーを傘かけとして使えますか？というお問い合わせをいただくこともしばしば。
もちろんタオルバーを使っていただいても良いのですが、壁につける用に選ぶなら、できるだけビスなどを目立たないようにしたいですよね。
そこで生まれたのがこちらの傘かけです。
悩んで悩んで、試作を繰り返し、最終的にパーツまでオリジナルで作ってしまいました。苦しかった思い出…。できあがってしまえば何てことない形ですが、そこに行きつくまでが本当に悩ましかったです。（そんな思いは使う時にはどうでもいいので、心の声です。）
ぱっと見どうやってくっついているかわからない形に、まとまりました。
壁に付けることでかなりスペースは有効活用できますし、床のお掃除もしやすいです。
いかがでしたでしょうか。
もう傘かけいいよ、おなかいっぱい！となった方もいるかもしれませんが、梅雨に向けて傘かけ新調しようかな…となった方が1人でもいらっしゃれば嬉しいです。懲りずに来年のこの時季も傘かけを推したいと思います。
それでは、また。
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＊岐阜県関市で自社製品の鉄製家具・雑貨とセレクトした雑貨を販売しているお店テツクリテのスタッフのnoteです。商品のことや日常のことを気の向くままに綴っています。
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