エシカル男子のお気にいり(1)<ベンガラ染めピンク色児島ジーンズ>
ファッションレボリューションウィーク、1着目はピンク色のズタボロジーンズ。
ベンガラ(弁柄・紅殻)ってご存じですか?
土から取れる酸化鉄で、古くから赤い顔料として様々な用途に使われてきました。経年劣化に強く、防虫・防腐の効能もあるそうです。
少量の水で染められて、元が土なので流しても分解され循環する安全な天然素材という、なかなかエシカルな素材です。
ベンガラ色というのは、暗め茶色の赤。
岡山県の高梁市が産地として有名で、壁や瓦がベンガラで染められており、赤い街並みだそうです(行ってみたい)。
この高梁から海まで南下したところが、児島です。
児島といえば、ジーンズ。世界有数のジーンズ生産地(国内の約40%を生産)です。
・・・ここから、乱暴な発想が生まれます。
児島のジーンズを、高梁で赤くベンガラ染めしちゃったら、すごいんじゃね??
そして生まれたのが、ピンク色のジーンズ(という商品開発経緯だと思う、たぶん)。
児島に立ち寄り、児島ジーンズストリートにある「kojima market place」さんでこのジーンズを見たときは度肝を抜かれました。
普通ジーンズをベンガラ染めするか??
岡山の伝統とこだわりをぐちゃまぜにした、極めてマニアックな商品。
これは後先考えずに買っとかないと後悔する、、と思い、何本か試着をしたのですが、そこは大量生産規格品とちがうのでなかなかサイズが合わない。
で、やっと合ったのはむちゃむちゃダメージ加工された1本でした。
もう、ベンガラピンクとジーンズのインディゴが色むらになってるし、ズタボロだし、、どーすりゃいいんだこの服は、、という代物で、正直悩んだのですが、でも意を決して購入。
これ、買ったものの着るかな??と思っていたのですが、ちゃんとした物作りって流石ですね。
とても履き心地がよい。結果、お気に入りとなっています。
周囲の人の評判は、わかりません。というか、こんなピンク色のボロボロのジーンズ履いてくる人がいたら、僕だったら警戒します。母親には人前で履くのはやめなさいと言われました(じゃあどこで履くんだよ)。
でもさ、自分が気に入っていて、環境配慮もある伝統に根ざしていて、1点物の服を大切に着ることって、とてもエシカルだと思う。
kojima market placeさんは関東圏に出店されることもあるようですが、やはり出会うしかない服が多そうなので、児島か倉敷に行かれた時にお店に寄るのがいいのかと思います。
移動するしかない、出会うしかない、不便な買い物というのも、真に贅沢で素敵だと思いますよ。とくにコロナの時代には。
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