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始めまして

コロナ騒動で外出自粛になっった事とイギリスでも沢山の日本古典や文豪時代の読物がオンラインで簡単に入手可能になった事で久し振りにその頃の本を読んで見ようかと挑戦を試みました。矢張り始めは、夏目漱石かと早速入り易そうな「坊ちゃん」を読み出しました。始めから表現や風刺の面白さに惹き込まれ最後まで詰まらない部分など全く経験しないで読み終えました。読書中にメイン舞台となった道後温泉を知りたくなりインターネットで場所だとか色々な情報を集めました。現在では、世界中何処にいても簡単に沢山の情報が手に入り小説をより豊かに読む事が出来る事が分かりました。作家の事、小説の背景それにまつわる裏話だとか本当に小説を何倍も面白く理解出来ます。面白かったのは道後温泉を始めとし松江市が夏目漱石を大歓迎していることです。小説では、田舎を面白可笑しく茶化しているにも関わらず銅像や記念碑の設置そして地名にその名前までも付けて流石田舎の人は気がおおらかで心が大きいと感嘆しました。いずれにしろ人物描写やストリーの流れの愉快さに魅了されました。

これは以外に行けそうだと次に「吾輩は猫である」に取り掛かりました。第三者の立場からの考察は愉快だけでなく本芯を厳しく指摘するなど社会風刺が素晴らしいと感じる一方でこれが100年前の創作にも拘わらず今でも強烈に新鮮である事に気が付きました。学校で勉強で読んだ時には解らなかった本当の小説の良さが理解出来、この歳になってこれらの本を読書した事に大いなる価値を見出しました!

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