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【自然栽培農家になる!1】農業未経験者が農家になる方法

当マガジン【自然栽培農家になる!】は、農家を目指している私が、実際に農家になるまでの過程を発信するnoteです。農薬、化学肥料を使用しない『自然栽培農家』として、日本の食料自給率を支え、自然の素晴らしさを伝えていきます。
また、発信が同じ志を持つ方の参考になれば嬉しいです。応援よろしくお願いします!
(Xもやっているので情報交換、交流大歓迎です!→https://twitter.com/tetsu_gohan

【更新:2025年2月5日】

どうも、自然栽培の農家を目指しているてっちゃんです。

家庭菜園のマガジンをやっていますが、こちらのマガジンも新たに始めてみました。


自己紹介はそのうち書きたいと思いますが、最初なので、このマガジンの目的を紹介させてください。このマガジンの目的は、

  1. 日本の食料自給率を上げる

  2. 新規就農を目指す方への情報共有

  3. 営業(←おい!)

です。


正直に書きすぎましたが、実際問題、どんなに良い野菜やコメを作っても、お客さんに届かなければ食べてもらえませんよね。

僕は自然農法の野菜でみんなに健康(幸せ)になって欲しいので、情報発信という名の”営業”もしっかりやる必要があると考えてます。

なので、良い記事だと思ったらフォロー、スキ、拡散お願いします!


さて、前置きが長くなりましたが、ここから本題の『未経験者が農家になる方法』を紹介します。



農業未経験者が農家になるまでの流れ

まずは、私と同じく実際に農家になりたいと考えている方に向けて、未経験者が農業を始めるまでの基本的な流れを紹介します。

結論から言うと、農家になるには約1年間必要です。

その理由も解説していきますが、当然ですが、就農には計画的な準備が重要なので、一つずつ確実に進めていきましょう。


1. 自治体や農業委員会に就農条件を確認

まずは、自分が農業を始めたい地域の自治体や農業委員会に相談しましょう。

まず、私が農地を探している神奈川県の地域では、新規就農の条件は以下の通りでした。

  • かながわ農業アカデミー(約1年)を卒業する

  • 農業法人に正社員として三年間務める

  • 県内の農業者から1年以上の研修を受ける

つまり、農家になるには最低1年間は必要ということになりますね。(先が長い。。。)

ただ、この条件は地域の農業委員会によっても異なるそうなので、まずは、問い合わせすることをおススメします。
(※ここで言う地域とは、借りる農地の住所がある場所です。自分の家の住所ではないのでご注意を。)

また、農地を借りる条件等も、ついでに確認すると良いポイントも紹介しておきます。

  • 就農支援制度:新規就農者向けの補助金や研修制度の有無

  • 農地の確保方法:農地バンクや市町村の紹介制度の利用可否

  • 農業法人での研修機会:実際に農業を学べる環境の有無

  • 必要な資格や手続き:手続き期間、農地取得の条件など

相手方は当然、素人のコチラよりも知識が豊富です。見栄を張らずに感謝の気持ちをもって、いろいろ教えていただきましょう!


2. 農地を借りる

農業を始めるには、まず農地を確保する必要があります。

そして、農業を始める上で最も大変と言われているのが、農地を確保することです。

なぜかというと、私はまだ農地を探す前段階なのですが、自治体の担当者さんから「新規就農は農地探しが一番大変だから、早めに動いて頑張ってくださいね。10件アポとってダメだった人もいましたよ」と教えていただきました。(マジで大変らしいです。。。)

私自身が農地を持っておらず借りる検討をしているので、ここでは農地の購入ではなく借りる想定で解説していきます。

農地を探す方法はいくつかあり、以下の通りです。

農地をさがす方法

  • 農地バンクの活用:農林水産省が運営する農地中間管理機構を通じて探す

  • 自治体の農業委員会に相談:地域ごとに空いている農地の情報を提供してもらう ※令和7年4月1日からは、農地中間管理機構に一本化するようです。引き続き相談には乗ってくれるかもしれませんが、農地情報は提供されなくなるかもです。

  • 農家と直接交渉:すでに農業をしている方とつながりを持ち、農地を貸してもらう

  • 農地ナビで検索(←おすすめ):ネットで誰でも検索できます。借りる際は、当然、農地中間管理機構や自治体などの手を借りる必要がありますが、探すだけならこれが一番おすすめです。(https://map.maff.go.jp/SelectPrefecture

借りる農地の状態や水源の確保、土壌の質などは自分の足で事前に確認し、自分がやりたい農業に適しているかを見極めることも重要なので、お忘れないように!

農地を借りる条件

条件は地域の農業委員会によっても異なるそうなので、まずは、問い合わせすることをおススメします。前項のとおり、就農条件と合わせて聞いておきましょう。

実際の例として、私は神奈川県のある2か所の自治体に問い合わせたところ、それぞれ農地を借りる条件が違いました。

具体的には、法人が農地を借りる場合の条件がそれぞれの地域で違ったのですが、個人が就農する場合でも条件が異なる場合が、地域によってはあるかもしれません。

なので下調べが大切です!

農地の賃借料(相場)

これも、農地を借りる上で重要な情報ですよね。
私の地域では、自治体のHPに相場が公表されてますが、相場は「10a当たり、約1万円前後」でした。

この相場は、全国であまり変わらないようですが、気になる方はHPで確認するか、自治体や農業委員会に問い合わせると良いです。


3. 営農計画書の作成

農業を事業として成立させるためには、しっかりとした計画が必要です。営農計画書を作成することで、具体的な作付け計画や資金計画を明確にし、スムーズな農業経営を目指せます。

営農計画書に含めるべき内容

  1. 農業のビジョン・目的:どんな農作物を育てるか、どんな農業を目指すか

  2. 栽培計画:作物の種類、栽培方法、年間スケジュール

  3. 必要な設備や資材:ハウス、機械、肥料などの準備計画

  4. 資金計画:初期投資額、運営資金、収益予測、生活資金(←ポイント!)

  5. 販路開拓:市場や直売所、ECサイトを活用した販売戦略

営農計画書は、補助金申請や融資を受ける際にも重要な書類となるので、具体的かつ現実的な計画を立てることが大切です。

ここでのポイントは「生活資金」の計画も重要ということです。

実は農地を借りるには、農業委員会の審議にかけられるのですが、ここで承認されないと、農地を借りることができません。

そして、農業は野菜ができるまで収入がありませんので、就農した人が食べていけるのかという視点で、生活面の資金繰りもチェックされるという話があります。

当然、チェックされなくとも当たり前に大切なことなので、しっかり計画立てましょう。

営農計画書については、下記の動画が本当に参考になりましたので紹介させていただきます。



まとめ

農業を始めるまでには、多くの準備と計画が必要ですが、一つずつクリアしていけば未経験からでも農家としてスタートできます!

まずはスタート地点に立てるよう、一緒に頑張っていきましょう!

では、またね!



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