音楽のチカラ、それはまるで麻薬のように心を癒す
「音楽療法(サウンドセラピー)」…音楽にはセラピー効果がある、ということが科学的に証明されつつあるようだ。以下は、たぶん"カラパイア"("GigaZiNE"だったかもしれない)で読んだ記事を参考にしたもの。
かなり怪しげな記事もあるキュレーションサイトの情報だし、内容も「科学的な証明」と言えるほどのものではないけど、経験的に同感できる人は多いと思う。
記事によると、「イギリスのサウンドセラピー学会の調査によると、リラックス効果のためにはインストロメンタル曲を13分聴く、幸せな気分になりたい時は前向きな歌詞の曲を9分間聴く」…とか。
あるいは、「トルコの美容クリニックの調査だと、80年代のポップスやヘヴィメタルには降圧効果やストレス緩和効果がある」…とか。
ちなみに、テクノミュージックは逆効果だったそうだ。
「トルコの美容クリニックの調査」っていうのがビミョーだけど、たしかに…‼︎と思う。
自分の思うようにならなくてイライラする…程度のことは毎日起こってる。ところが、単なるイライラも、同じようなことが長期にわたって繰り返されると、自分ではどうしようもない「環境圧力」に変化し、「ストレス」と言われるものに成長する。
このままだと、ちょっとヤバいんじゃね?と感じるような状態。
そしてそんな状態が続くとココロがヤバくなる…こともある。
ボク自身、ちょっと異質な職場環境に身を置いたことがある。事業立ち上げの一環だったけど、自分のキャリアに存在しない、ボクにとってあまりにも異質な環境。そんな中で感じた、自分に何ができるのか?という喪失感と焦り。
そんな状態が続くうちに、頭の中で崩壊のカウントダウンが始まった。
思い返したくもないけど、かなりギリギリの状態だったと思う。「逃げるしかないかな」…ボクを追いつめるものに負けたくはないという気持ちはあった。でも、むしろ「壊れたくない」という切実な思いの方が強かった。
そのためには、ボクをこの世にとどめておく何かが必要だった。
このボードにも似たような話がいっぱいあるようだけどね。
ボクはヒトに助けを求めない。
ヒトに追い詰められて、なぜヒトに救いを望むのか?
"You Win Again"(Bee Gees/1987)
その時の救世主がこの楽曲だった。何度も何度も繰り返し聴いたよ。気持ちが落ち込み荒れた時、この曲を聴くとウソのように落ち着くことができたしポジティブな気分にもなった。
それは今でも同じだよ。
たぶん、英語をちゃんと聞き取れなかったのがよかったんだろう。そう、ボクを救ったのはメロディ、「音とリズムのチカラ」だったんだ。
だって、「誰もボクを救えない、キミの勝ちだよ」みたいな歌詞だからね。
でも、ボクは救われた‼︎
音楽には心を助ける絶大な効果があることを実感したんだ。「音楽は、狂気すらたどり着けない心の深部に触れることができる」と言った思想家がいるけど、完全に同意するよ。
*E.M.シオラン『生誕の厄災』より
今も通勤時はずっと音楽を聴いてる。周りの雑音と存在を遮断するために、そして「自分だけの空間」をつくるために。そして何よりも、今日という日を少しでもポジティブな気持ちで始めるために。
試合に臨むアスリートたちが競技前にヘッドホンで音楽を聴いていたりするけど、それと同じだよ。アスリートたちも集中とかリラックスのために使ってるようだしね。
(たぶん音楽を聴いてるんだと思う。聖書の朗読や読経を聴いてるアスリートはいないと思うけど…)
ちなみに、トルコの美容クリニックの調査結果には驚いた。なぜなら、ボクが主に聴いてるのは80年代のロック&ポップスだから。
お〜、同じじゃん‼︎…と、納得感でいっぱいになったよ。
「80年代のポップスは郷愁を感じさせ、エンドルフィンやセロトニンの放出を促して幸福感を強める。ヘヴィメタルは、死に立ち向かう勇気(アドレナリンの放出?)」をもたらすそうだ。
つまり、レクサプロなんかに頼らなくても、音楽が適切な「脳内麻薬」を活性化してくれる、ということなんだね。
#サウンドセラピー #リラクゼーション #脳内麻薬 #80年代ポップス #セロトニン