孫余人

昭和生まれ、うお座の関西人。趣味といえば、ときどきライブをやる。楽器はギター。勝手にアレンジするのでバンドは組めない。週末のチャリンコもソロ。孤独の自由に勝るものなし! と思うけど…既婚です。

孫余人

昭和生まれ、うお座の関西人。趣味といえば、ときどきライブをやる。楽器はギター。勝手にアレンジするのでバンドは組めない。週末のチャリンコもソロ。孤独の自由に勝るものなし! と思うけど…既婚です。

最近の記事

音楽のチカラ、それはまるで麻薬のように心を癒す

「音楽療法(サウンドセラピー)」…音楽にはセラピー効果がある、ということが科学的に証明されつつあるようだ。以下は、たぶん"カラパイア"("GigaZiNE"だったかもしれない)で読んだ記事を参考にしたもの。  かなり怪しげな記事もあるキュレーションサイトの情報だし、内容も「科学的な証明」と言えるほどのものではないけど、経験的に同感できる人は多いと思う。  記事によると、「イギリスのサウンドセラピー学会の調査によると、リラックス効果のためにはインストロメンタル曲を13分聴く、

    • たかがチャリンコ、されどチャリンコ そこには自由がある

       南風だと思っていたら、なんと北西風。気温が上がる午後には風向きが変わる。これで今日も、行きも帰りも向い風決定か…。 唐突だけど、サイクリングの話。  休日、江戸川や荒川のサイクリングロードを走る。江戸川だと、放水路河口から関宿まで。荒川だと、TDR、葛西臨海公園を抜けて青砂大橋から彩湖まで。ともに120Kmのコース。  実走時間は5時間ほど、休憩を入れれば6時間ほどを自転車とともに過ごす。  日常のリセットと言うか、ココロのクリーニングと言うか…けっこうハードワークだけ

      • 子どもの頃、夜空にはたなびく煙のような天の川が流れていた

         都市部では見ることができないけど、夜空には2,000億個の星々が流れる河がある。そして、その中の明るい星々が形作る星座がある。 星座にまつわる物語はいっぱいあるけど、その大半はギリシャの神々を主役にした物語だ。しかたない、星座をつくったのが古代ギリシャの人びと、ヒポクラテスとかプトレマイオスとかだから。  今年の夏は終わってしまったけど、ボクらにとって身近な星の物語に「七夕」がある。「星まつり」とも言う。  東アジアの国々に古くから伝わる祭りで、国や時代によっていろいろな

        • 村に笛吹き男が現れ、そして子どもたちはいなくなった

          私は窓から振り返った。「で、子どもたちは無事アメリカへ?」 「行きましたとも」老人はうなづいた。  物語のエンディングの一節だ。もちろん、ハッピーエンドだよ。  第二次世界大戦開戦直後のヨーロッパ戦線を題材にした小説だけど、ヒーローストーリーではない。   ドイツ軍に占領されたフランス・スイス国境の町からイギリスを目指す、いわゆるロードストーリーだ。過剰な戦闘描写や宗教的な虚飾もなく、老人と子どもたちの逃避行が淡々と描かれる。  ハリウッドの脚色だと過激なシーンがプロット

        • 音楽のチカラ、それはまるで麻薬のように心を癒す

        • たかがチャリンコ、されどチャリンコ そこには自由がある

        • 子どもの頃、夜空にはたなびく煙のような天の川が流れていた

        • 村に笛吹き男が現れ、そして子どもたちはいなくなった

          ボクのポケットには今、お金がないんだ

          「ホンダは常に、確実なリターンが見られる場合にのみ投資する” 保守的 ”な企業だった」 「私が最後に見たもの(財務開示報告書)は、商業面で経験していた困難が、エンジンサプライヤーとしてF1に留まりたいという彼らの関心と願望をはるかに上回ったため、F1ビジネスの側面を破壊したことを明確に示していた」 (F1-Gate.com  2022.0808)  2020年にホンダがF1撤退を発表してから現在までの「ホンダの変遷」に関する様々な意見のうち、現在の活動(実態は2025年まで

          ボクのポケットには今、お金がないんだ

          言葉に書き手の気持ちが宿るとき、それは「言霊」になる

          「球界で最も素晴らしいプレーヤーが観客を魅了した時、” 希望 ”が本拠地にやって来る。それがほんの一瞬であってもチームの苛立たしい状態を忘れさせてくれる。ショウヘイ・オオタニの偉業には、驚愕させられる。」(Full-Count / 2022.07.13)  ヒューストン・クロニクルの翻訳記事だけど、いい文章だと思った。  もっとも、原文がこの翻訳文のような文章であるかどうかはわからないけどね。  ちょっと脱線するけど、簡単な英文なら翻訳できる。でもそれは、言葉を日本語に置

          言葉に書き手の気持ちが宿るとき、それは「言霊」になる

          奴隷のように働き、王のように遊ぶ

           子どもたちのように「夏休み」が欲しい…毎年そう思うけど、実現したことはない。  今年のGWは、10連休を愉しんだ人も多かっただろう。ボクはカレンダー通り、飛び石の8休だった。それもスゴイといえばスゴい。ボクの若い時には、「休む」ことは一種の「さぼり」に近かった。 「24時間戦えますか?」こんな広告コピーがまかり通った時代。「働いてナンボ」の時代。  ※三共製薬(当時)「リゲイン」の広告コピー  (1989年)。ちなみにタイトルのもとネタは、大正製薬「サモン」の広告コピ

          奴隷のように働き、王のように遊ぶ

          徒然なるまま 0830

          すべては遠い世界のできごと、それ以外に何か?  ゴルバチョフ(最初で最後のソヴィエト連邦大統領)が亡くなった。第二次世界大戦後のアメリカVsソ連という対立構造(東西冷戦)の緩和を主導したメンバーのひとりである、CCCP最後の指導者。  ゴルビーの愛称、グラスノチ(公開)やペレストロイカ(再構築)というトレンド・ワード。ベルリンの壁の崩壊(1989年11月)という象徴的なでき事も重なり、まるでソ連が自由主義化していくようなイメージがあった。  その後、8月クーデターを経て1

          徒然なるまま 0830

          徒然なるまま 0815

          戦争とは?ボクたちにその真実はわからない、そうだろ?  8月15日、その日は「終戦記念日」。1945年8月15日、日本が中国に侵攻した1937年から続いた戦争が終わった日だ。  それから77年が経ち、実感はもちろんのこと記憶すら失われつつある。今、ボクたちにとっては「時の彼方のできごと」にすぎない。なぜなら、ボクたちのクニは「平和のクニ」だから。  もちろん、それ以上の幸せはない。  ボクたちは77年をかけて「マンガとゲームのクニ」を築きあげ、今その「文化」を世界に発信

          徒然なるまま 0815

          徒然なるまま 1957

          来年はきっと綺麗な花が咲く、それを観る者はいないけど われらこの終なる集いの地にて…(T.S.エリオット)で始まる人類絶滅の物語だ。生きのびる可能性は「ゼロ」という設定…核戦争がもたらす現実。 もし、物語のようなことが実際起こったとして、ヒトは静かに死んでいける生きものだろうか。 「死」から逃れられないのであれば、やりたい事をやって死のう、これが普通の行動心理だろう。社会には犯罪行為が蔓延し、それを止める手段も崩壊する。なぜなら、止めることに意味がないから。  人類が消滅

          徒然なるまま 1957

          徒然なるまま 0509

          徒然なるまま思う…何かを思い、それを文字にしているときボクは自由だ。 F2Fのコミュニケーションが苦手なボクにしてみれば、文字が綴る世界は唯一の視覚化された現実なんだ。 ここから先は、心が描くボクだけの風景。たぶん、人にとってはどうでもいいことだと思うけど、ボクの個人的な風景の序章と自己紹介を兼ねて記しておこう。 ボクたちは、滅びの瞬間を目撃するかも知れない  ロシアのプーチン大統領が「戦勝記念日演説」をしていた。  テレビで報道された「短縮版」を聞いたけど、やはり上手だ

          徒然なるまま 0509

          旅も終わりに近づき、あとはよろしくという気分

          僕は二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい。  『アデン アラビア』(ポール・ニザン/篠田浩一郎 晶文社)の冒頭の一文。  「その通り‼︎」という言葉しかなかった。 この本を読んだのは高校で留年した頃だったか。よくは覚えていない。高橋和巳とか埴谷雄高とか吉本隆明とか澁澤龍彦とか、そんな作家の本を読んでは、意味もわからずその中の一文を引用して得意がっていた。  思春期のころ初めて共感した「思想」らしきものだったかもしれない。そこには、

          旅も終わりに近づき、あとはよろしくという気分

          徒然なるまま

          ◼️夜の道  仕事帰り。最寄りの駅から家まで、歩いて帰る。頭の中に日記をつくりながらトボトボ…いや、ブラブラ歩く。緩衝材のプチプチをつぶすように、今日という1日をクールダウンしながら。  約30分、それが家に着くまでの自由時間。  昼間だと目立つ街の汚れも、夜の道からは消えている。明と暗しかない夜道を歩くのは好きだ。余計なモノを見ないで済む。その分、妄想に埋没できる。そう….それがボクにとってはとても大切な時間なんだ。  歩くルートはその日の気分で決める。きょうは少し寄り道

          徒然なるまま