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お茶日記:お茶を始めて6年。立派なお茶会でお点前を任せてもらえました。

ある分野で新しいスキルを身につけ、それなりになるには、1万時間や10年間の学習や練習が必要だと言われています。

私の場合、アメリカから日本に帰国してから茶道を学び続けていますが、今年で6年になりました。

ただ、10年にはまだまだ道半ば。新しいことを身につけるって、本当に時間がかかりますね

振り返れば、学生の頃から憧れ続けてようやく手にしたアメリカ生活でしたが、10年目を迎える頃には、逆に母国である日本の文化や歴史に興味を持つようになっていました。

海外生活をしていると、やはり自分の母国とか出身文化が気になりました。

日本に帰国してから、何か日本らしいものをと探したどりついた先が、茶道。

いわゆる、お茶の世界です。

最初は正座のツラさに顔をゆがめつつ、「なんでこんなことをやってるんだろう?」と自問自答する日々。

しかし、不思議とお稽古場からの帰り路、夕日がきれいだと感じたり、道ばたに咲く花の力強さに心を惹かれたりするようになっている自分に気がつきました。

「そんなキャラじゃなかっただろ!」と、昔の自分自身からもツッコまれそうですが、今ではお茶無しの生活は考えられません。

茶道の歴史をさかのぼれば禅であり、茶道をたしなむことは禅を実践することでもあると、身体が教えてくれます。

だから、毎週のお稽古の帰り路では、頭や胸の中がカラッポになっていて、美しい自然に気がつけるような状態になれているのです。

そして仕事やプライベートで大きなストレスを抱えている時にも、いつも茶道が助けてくれました。

そんな私にとってのお茶ですが、先日、先生のお導きにより、立派なお茶会でお点前をさせていただく機会に恵まれました。

全国から見えたお客様たちにお茶を振る舞う経験に加えて、主客の交わりや、お道具に学ぶ歴史や文化など、一言では形容しがたい多くの学びをいただきました。

道半ばの私にとって、大きな大きなマイルストーンになりました!

それがうれしくて、共有させていただきます。


禅に、こんな言葉があります。


「日々新又日新」

日々に新たにして、また日に新たなり。


毎日毎日、新しい一日がやって参ります。

これからもお茶の学習を続けていきたいと改めて考えたとともに、お茶に限らず、一日一日を精一杯に生き、楽しみたいとの思いを新たにしました!


あなたにも、長い年月をかけて取り組んでいることはありますか?


道中を楽しまれていますように。


着物も着れば着るほど慣れてきますね



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