魔法のパンケーキ
フードプロデューサーの平山友美さんの『ライブコマース』で、代表の延原がTeto tetoのほうじ茶シロップ・はぶ草茶を紹介しました。
スタジオで、平山先生が作ってくださったのが、生クリームを添えたパンケーキに、煎った三次名産の焼き米をトッピングして、そこにほうじ茶シロップをかけたパンケーキでした。
焼き米の使い方として、この発想はなかった〜。
さすがプロ!!
一体どんな味なのか、早速作ってみました。
まずは、焼き米を鉄製のフライパンで煎ります。
焼き米とは、未熟な米を籾のまま煎って火を通し、搗いて殻を取り去ったものです。
米粒状、粉状と様々な形態のものがあります。
室町時代から、戦の兵糧(ひょうろう)や旅の食料とされてきた古い歴史を持つ伝統食ですが、全国でもごくわずかな地域で作られるだけになっています。
三次市の三和町では、焼き米が作り続けられているのですが、実は、私も去年はじめて食べました。
三次市内の産直市で購入できますが、ネットで扱っているところはなく、まさに幻のスーパーローカルフードなのです。
米に火が通ってくると、透き通った焼き米が白くなり、やがてぷっくりふくれ、香ばしい匂いがします。
つまんでみると、サクサクとした食感で、あられのようです。
できた焼き米をトッピングして、シロップをたっぷりかけて、いただきました。
「パンケーキが和菓子になる」というキャッチコピーでしたが、和菓子というより和のテイストの高級スイーツでした。
甘さと、ほろ苦さと、クリーミーなコクと、旨みに、サクサクと軽い食感が加わって、なんとも言えないおいしさです。
全ての要素がかけあわさってできた絶妙のハーモニー。
絶品でした。
ほうじ茶シロップは、今度からは、「生クリームと、焼き米をトッピングしたパンケーキにかけて」とすすめようと思います。
一度食べたらやめられない。
まさに魔法のパンケーキでした。