聴覚過敏と音楽会
2021年の10月、運動会が終わりました！
コロナの影響を受けて延期となり
秋実施となりました。
やったー、お疲れさま〜！と
すごくすごく頑張ったねー！
思っていたら…
翌週から音楽会の練習がスタート。
運動会が終わった途端、
息子はバッテリー切れで3日間も学校を休み
その後は登校しぶりも悪化…
明日を迎えるのが嫌だから「寝ない！」と言ったり
悪夢を見たり、寝つきが悪かったり、
イライラ癇癪大爆発していました。
もう学校には行けないのでは…と思うほど
「音楽会」の影響が強すぎる様子でした。
エネルギー不足を充電しよう
とても前向きに学校へ行こう！にならない状態。
過敏さも増し、情緒不安定でした。
自責の念も強く、毎日毎日、苦しそうでした。
そんなときは
・休息のため学校を休む
・遅刻をして授業を受ける
・授業中にクールダウンするため保健室へ行く
などの微調整を入れつつ、こころにパワーを充電。
好きなことが出来る時間をたっぷりと用意して
食べれるだけ食べてお腹を満たして
しっかりと寝る！HSCには睡眠は凄く大事です。
安心できる居場所は家。
家の中でしっかり休めるよう環境を整えて
こころが落ち着くまで見守り寄り添い過ごしていました。
完璧主義で正義感が強いHSC息子。
「音楽会には出たい」と言う
強い気持ちがあったので
息子にとってマイナス部分が多い音楽会に
どうプラス部分を増やすかどうか
スクールカウンセラーさんと担任の先生と
連携して話をさせてもらっていました。
音楽会へ出るための環境整備
聴覚過敏さとHSCらしい気質が色々と出てしまい
「音楽会」というものに凄く抵抗が強かったです。
なので、何パターンもの対策を提案して
「今の息子がどうやったら安心して演奏できるか」を
息子のペースに合わせながら
息子の意見を取り入れつつ決めていきました。
まずは音楽会の練習も
すぐに取り組まず、見て学ぶ＝見学からスタート。
自分は何をするのか、みんなは何をしているのか
息子は息子なりに一生懸命考えすぎるくらい考えて
自分のタイミングで練習をはじめました。
楽器を演奏するにも得意不得意があります。
完璧にしなければいけない思いが強いけど
演奏する自信がなくて落ち着かない場合は
息子が安心して演奏できる楽譜に
チェンジしていただきました。
たまたま同じ境遇のお友だちがいたので
ふたり並んで演奏をしていました。
クラスでの練習中も他クラス合同練習でも
イヤーマフは持参していました。
いろんな音が混ざる、人が多い、賑やかである…
様々な音が混ざり合う環境は辛いことでしょう。
辛くなったら居場所を変えてクールダウン、
イヤーマフを付けて気分を変える、
自分で出来る環境整備も行っていました。
学校との報連相を大事に
「みんなと同じ」は息子にとって
難しいことがいくつもありました。
人と違う子を育てようとするならば
人と違う親になる覚悟が必要です
HSCの子に無理強いしない、
その子のペースを尊重する、という
お母さんの方針は絶対に間違っていません
明橋先生がおっしゃる通り、覚悟が必要です。
だけど、それはひとりでは孤独で辛いことです。
少数派の子育てなので、なかなか仲間に会えません。
このとき、私は支援学級などの利用をしておらず
視野にも入れていなかったので
学校のことで気になること、対策が必要なこと
息子の様子や体調面など
スクールカウンセラーさんに相談したり
担任の先生へ連絡帳で
近況報告や相談をよくしていました。
孤独な子育てにならないよう
私は私で心の拠り所を用意しました。
息子だけでなくわたし自身も支えてくれました。
まだまだコロナの影響を受ける中
本当に様々な配慮を考えてくださり
嬉しかったですし、ありがたかったです。
先生との協力の元
頑張って挑んだ音楽会は無事に終えることができ
苦手なことにスモールステップを繰り返し
向き合ったことにより
大きな自信に繋がっていきました。
そして運動会、音楽会と大きなイベントを乗り越えて
たくさん先生と関わる機会を得たことにより
「先生は自分の味方」「安心できる人だ」
と、感じることができ、担任の先生との
信頼関係をゆっくり築くことが出来ました。
大好きな先生！と言えるほど安心でき
少しずつですが
学校へ行く負担も減っていたように感じます。
わたしと娘の体験が
誰かの必要としている人に届きますように◎
息子なりのスモールステップで
階段を上がっていいし
降りてもいいし、止まってもいい。
「おうち以外も悪くないね」と思ってもらえれば。
そして、自分の中の「ちょうどいい」を
見つけることが出来れば嬉しいと思っています。
この記事が誰かの参考になったり
誰かのパワーになったり
そしてHSCについて知るキッカケとなれば
嬉しいな～と思います。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました♩
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