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肩書きがないと不安定になる

肩書きっていうと社長とか課長とかそういう役職が連想されるけど、ここではもっと広い意味で例えばフリーランスとか、会社員とか、幼稚園児を子育て中のお母さんとかその人の今を表す言葉みたいなものとしている。


今の私にはそういう肩書きがない。最近離婚したので妻という肩書きがなくなった。子供を産み育てている訳ではないので、母でもない。勉強もできていないので本来の肩書きの、国家資格に専念して勉強中の人というのも怪しい。


1日の間で大したことしてないので、本当ニートとかただ息をする人みたいな感じである。
残った肩書きは本当にシンプルでありふれたものである。両親の娘であり、妹の姉である。
もはや続柄…。
一応私の好きな人の彼女であり、鬱を治療中の人くらい。
私を形容する言葉が人に比べて著しく少ない。
何かに属すると煩わしさや大変さもあるけど、肩書きが得られる安心感安定感みたいなのはある。


最初に私が肩書きを無くしたのは高校生の頃。
高校を中退して、高認をとって現役として大学入学を目指した。
そのとき勉強は楽しかったけど、なんだか宙ぶらりんの立場だったのを覚えている。
受験生ではあるが女子高生ではないし浪人生でもない。
枠にはまると立場が確立し安定感を得ることがあるのだ。


そのときより今の私はもっと宙ぶらりん。
私はこういう人です!!!!って言えることの幸せってあるんだな。

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