「わたしもたこぶねになりたい」
みなさん
お久しぶりです。
最近は、真面目な文章を書くことが多く、つまらない日々を送っています。こんなつまらない日々になっているのは、受験のせいですね。
私は受験がうまくいけば、一人暮らしを始めることになるなぁと、ふと思いました。そんなとき、ある一つのエッセイを初めて読んだときの気持ちが蘇ってきました。それは、小津夜景の『いつかたこぶねになる日』の「いつかたこぶねになる日」という話です。
たこぶねは船ではありません。タコの種類の一つです。そのたこぶねのある特徴から、旅の話へと自然と移り変わり、女性の強さや自由について考えさせられる、そんな本です。穏やかかつ自然に旅の話へと移り変わるところで、自由を得ること(私にとっては一人暮らし)には覚悟が必要なのだという怖さがより際立っています。そのときに感じた怖さがまさに今やってきたのです。
小津夜景の各エッセイには漢詩が必ず1つ出てきます。楽しく漢詩が読めるので、漢文に苦手意識がある方でも読みやすいです。興味を持った方はぜひ。
最後にいつかの旅行の写真を一枚。