パートの統合というワークをやってみた

講座内でやらなかった気がするので自宅でやってみた。
私が早上がりしたあとやったのかもしれないけど…

自分的に「おぉ…！」というイメージを感じられたので、メモとして記録したものを置いときます。

パートの統合とは自分の中の相反する2つのものをイメージし、統合して自分の中に戻すというNLPのワークらしい。
NLPって言葉が講座の中で良く出てきたけど、私はよく知らないしそんなに興味もなかったので、詳しく知りたい人はググってくれ。

自宅には誘導してくれる相手役がいないので、テキストを自分で超ゆっくり読んだものを録音し、イヤホンで聞きながらやった。
テキスト見ながらだとチラチラ見ちゃって集中出来ないので試したんだけど、めっちゃ良かった。自分一人でイメージすることに完全に集中できた。

左手に短所・右手に長所をイメージするとのこと。
講座を終えて短所と長所が明確に見えたところだったのでちょうどいい。
(詳細は一つ前の記事を読んでね)

左手に考えたのは、対面で話を受け取って上手にテンポよく会話するキャッチボールが上手に出来ないこと。

イメージすると、黒く錆びついた文鎮のような鉄みたいなものが感じられた。手のひらより小さいサイズ。温かくはないけど、だからと言って冷たいわけでもない。人肌ぐらい？金属っぽいので硬いのかと思ったけど、乾きかけた粘土みたいな感じで若干の可塑性がある。
生命的なものは感じない。形は釣鐘型で、動いたりはしていない。ほんのり重たい。なんだろこれ。

右手は誰かに気持ちを伝えられることばを作れる力…みたいなもの。
フワフワした黄色とピンクが混じった毛玉のようなものがイメージできた。めっちゃ軽い。載せてるのかのせてないのかわかんないぐらい軽い。でも何故か温かい。手のひらからちょっとはみ出すぐらいの感じで、目とか鼻みたいな顔のようなものは認識できないけど、生きてるよねって感じ。やべえ右手になんか可愛いの載ってる、って思った。指でモフモフしたら柔らかくて幸せな気持ちになった。
印象としてはケセランパサランで、生命というより多分精霊とかその類。

両手に乗せたふたつのイメージをあわせて見えたイメージは、やわらかい新緑の草原に、ほんのりぬるくて土の香りがする風が吹いている風景。
多分春先だ。私が一番好きな、雪がとけたあとの芽吹きの季節。
草原のイメージより、一番最初に風を感じた。

私が芽吹きの季節が一番好きなのは、冬というみんなが静かに眠っていた季節から、雪が解け、花が咲いて命が生まれて世界が元気になっていくことに気持ちが踊るから。
なんかここが1番新しい季節がはじまる！ってワクワクするんですよね。

今のわたしが掲げている肩書は「気付きの種を蒔く」というもの。
春のイメージは自分が目指しているものそのものだった。

沢山の種を風に乗せて飛ばすこと。その種が芽吹いて春が来ること。
風の香りを嗅いで世界が新しい季節を始めることに気づき、ワクワクする。

私は、今の世界が冬だと思っている。
お金がない、楽しいことがない、幸せになんてなれない。
みんなが口々に自分が不幸である理由探しをする。

なんでなんでも値上がりするんだと文句ばかり言う人、芸能人のゴシップにぶら下がって罵詈雑言を唱える人、目の前にあるささやかな幸せに気づかずに取りこぼす人。

きっと心が寒いんだ。
心が凍えてしまわないように無理やり燃やそうとして、自分に向けて、他者に向けて、ガソリンを振りまいている。そこから上がる炎はまさにネットの炎上そのものだ。
その火は一時的に凍える心を解かしてくれるかもしれないけど、あまりに強すぎる。ぬくもりではなくて制御出来ない災害。
無理矢理心を燃やすことは疲れる。きっとみんな疲れている。

小さな春はすぐそこにある。何となくそう思う。
もっと沢山の人に小さな芽が芽吹いたら、きっと世界に春が来る。
日陰にいる人の心もまとめて解かすような春が来る。

私はイメージの中に吹いた春風に乗せて種を蒔く。
それが芽吹くことを想像したらワクワクする。

雪の間から出た新芽は、自分の言葉が誰かに届いた実感。誰かの季節が冬から春へ向かう最初の瞬間。
もう無理に多くのものを燃やさなくて大丈夫だよ。ひなたぼっこでもしよう。

私は講座内で色んな「イメージをする」ワークをしたけど、どうしても演習している周りの人の声で気が散ってしまってなかなかうまくイメージできないことが多かった。
今回はひとりでじっくりやったおかげなのか、ものすごくハッキリしたイメージが出来て、しかもそれが自分がやりたいことを本当に明確に示していて驚いた。

私は、人の心に春を呼ぶんだ。
そんなことを思いながら、手のひらに乗せたイメージを自分の胸の中に入れたら、春のような温かい気持ちになった。

綿毛になったタンポポを見つけたら、未だに一息ですべてを飛ばすチャレンジをしてしまう私。

これからもそんな感じで、楽しく種をまいていこうかな。