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ひよっこ漫画描きが1本話を作るまでの話 その4
はいこんにちは。
描くたびに「スキ」が減っていて、あーもうこれは完全に自己満の世界ってことですよねと思いながら記事を書いている水谷です。
いや、もし私がこの後もずーーーっと漫画を描き続けることがあったら、この記録を見て鼻で笑うに違いありません。こんなにどんくさく仕事しているのか、と。
そうこれは、未来の自分の為に残してるの。多分。
その1から3はこちら。
その1は話を作るための「プロット」そしてそれを漫画に変換する「ネーム」づくりまで。
その2はネームの内容を練り直し、よりよい話になるようにしていくところまで。
その3はネームにペンでキャラクターや描き文字、フキダシの「ペン入れ」をしていくところまで。
で、今回がその4です。
その4は仕上げに行くのですが、基本的には「トーン(着色)」「効果」「背景」をペン入れした原稿に加えていく感じです。
①まずはペン入れだけざっくりしたやつ。
↓
②背景入れる(背景にも、前に描いた「ネットで拾ってきた画像を入れてなぞる…を使いました…自力で描けない…。)
↓
③描いた背景やキャラクターに色をつけたり、よごれた靴をしっかり書き込んでみたり。
の順で仕上がっていく原稿をご覧ください。
とりあえずこのページは完成、と。
2コマ目のトーンがなんか変な表示…。
1コマ目は下の方が寂しかったので、ハナとマルを入れました。
全体が仕上がってから「もうちょいここ書き足すかな?」っていうことはよくあるので、もしかするとまだ変わるかもです。
…で、この次のページ。
「ずらぁ…」と並ぶ靴コーナーの絵ですよ!
めっちゃ頑張ったのでちょっと工程を貼ります。
①キャラのみのペン入れ
↓
②画像を下地に靴を書き込み、パース定規使ってざっくり棚の線を入れる
↓
③余計な線を消しゴムでちくちくと消す
↓
④背景に被っているキャラクターの中の線などを消す
…てな感じ。
この靴コーナーここまでやるだけで1時間以上かかってます…
今まで「パース定規」というものから逃げ続けてきたのですけど、これは使わないと絶対描けないね…ということで、youtubeで勉強しました…
付け焼刃の2点透視図ですが、まぁ結構それっぽく描けた気がします。
でもデジタルだから消したり描いたりが容易ですけども、これ、アナログだったら…と思うと、ほんとアナログ漫画家さんすごい…
ハチクロの観覧車とか変態じゃないかと思う(褒めています)
ここから靴をもうちょっと書き込んだり、在庫の箱が半端なかたちなのをちゃんと仕上げたりしてからトーンや効果を入れていきます(うんざり)
そんな感じで、ちくちくちくちく仕上げ作業です。現在2.5ページ終わったところ。
今日までの累計作業時間
プロット~ネーム 3時間
ネーム練り直し 45分
キャラ等ペン入れ7ページ 2時間15分
(New) キャラ等ペン入れ1ページ 30分
(New)背景・仕上げ 2.5ページ 3時間45分
累計 10時間15分
…こうやって記録して残してみると…
マンガ8ページにどんだけ作業してんの…!って思いますね…!!
全8ページで今2.5ページ終わってるわけだし…
多分一番書き込み量がやばいのは今やってる3ページ目なので…
あと7時間あれば終わる…のか?
そんなに甘くない予感がします…。
8ページのコミックエッセイでこれって、週刊連載の作家さんてどういう時間配分で仕事してるの…?
Twitterにガンガン漫画挙げてる人とかもいるし、やっぱり私の描くスピードが遅すぎるのか。。
週刊連載の方になるとアシさんいるとは思うのですが、それにしたって一週間で数ページを私なんかよりずっとすごい書き込み量で描いてるわけですからとんでもない。
時間測りながら書いてみてわかる偉人たちの凄さを感じつつ…
ぼちぼち、記事更新はほどほどにして作画に集中しようかと考えています。
それではまた次回!
アデュー!
続きはこちら!
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![水谷アス](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122297367/profile_72590ec6c1b138a9778d40b8a1065cbb.jpg?width=600&crop=1:1,smart)