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メンタライジングの解釈を間違っていたことについて

前回「アスペとサイコパスの違い」という記事を書いたのですが、それに載せた画像をXの方に載せたところ、ものすごくバズりまして。

沢山の方に「なるほどー!!」と思って頂けて、自分もこの概念を知ったことですっごく腹落ちしたことも多かったので、皆様の反応がとっても嬉しく感じました。

ただ、反応の中にチラホラと「メンタライジングってそういう意味ではないんじゃないか」ということばがありまして。
私は「人の痛みの原因を想像出来る力」という解釈をしていました。そしてそれは『心の痛みも、身体の痛みもどちらも』だと思っていたんです。

でもこのことば、主に「心」に使うことばだそうで…

だからあの図で「腰が痛い」と言っている人に「腰の痛みの原因はなんだろう」と考えることは、広義的な意味ではメンタライジングに含まれるらしいんですけども、ちょっとズレているようなんですよね…。


ChatGPTで確認してみた

ということで、改めて前回上げた漫画の内容を訂正しました。


内面的には「腰が痛い」としても、ことばだけでは「つらい」と言っている。その人を見たときに「つらい」気持ちを自分ごとのように考えられる力と、「つらい」理由について掘り下げて考えられる力。

で、メンタライジングが高いけど共感力が低い場合「悩んでる原因」とかに思いを馳せることは出来るけども、自分ごとには考えられないのでバッサリした物言いになったりするんだと思う。
うちの夫は結構この傾向強くて「自分ごと」ではどうしても考えられないそうだ。
以前そういえば「相手の気持になって考えろ」という話題で口論にもなったなぁということを思い出す。

でも「自分ごと」で考えないからこその冷静さっていうのはあると思っていて、お医者さんに多いというのもそういう点でも納得。
いちいち「痛いだろうなぁー!」とか考えてたら判断出来ないことっていっぱいあるよね…。

こっちの解釈はやっぱり私自身がこっちの傾向が強いので画像の大枠は同じ。そんなに間違ってない、と思うんだけど、医学的用語を深く知ってる人からしたら「そうじゃない」ってなるのかもしれない。
でも用語解説をしたいわけじゃなくて、こういう傾向の人もいて、それがこのあたりに当てはまるんじゃないか…という私なりの推論を描いているということをご理解頂けたらと。

「自分ごと」で物事を考えること自体は悪いことではないんだけど、いつでもどこでも何でも自分基準になってしまうと、それが当てはまらないケースも多々あるよね…という話。

今回この概念を知ったことで、過去勝手に自分の「良かれと思って」が暴走して迷惑かけた相手のことを思って「あああああああ」ってなってる(迷惑かけられたであろう相手に対しても自分ごとで思い出す)


単語の意味の間違いを訂正しつつちょこちょこっと直したのですが、お伝えしたい根っこは同じで

「こっちの気持ちをわかってくれない」って相手に感じさせることがあるとしても、その感覚には2種類ある。それは共感性のタイプの偏りによるものだったんだね、という話

…なんです。

単語の意味を間違って覚えてしまった方はごめんなさい!身体の痛みは含まれないです。

改めてこの単語の意味、また「アスペルガー」や「サイコパス」のことばの意味もググったりAIに聞いてみるなどして、知識を深めて頂けたらと思います。

「アスペルガー」「サイコパス」は別に「ヤバいヤツ」という意味がある言葉じゃないんですが、誰かに対していう時には大体そういう意図で使われることがおおいですよね。
実際Xの反応でも「アスペやサイコパス扱いしちゃうなんて失礼!」と怒っている方がいたんですけども、それってこのふたつの単語に対して「人に言ったら失礼な用語」という間違った解釈をしているからこそ、なんです。

「アスペルガーに対する悪いイメージ」「サイコパスに対する悪いイメージ」が先行しているだけ。

多分アスペルガーもサイコパスも、『自分なりに頑張っているのに他者に求められる共感がうまく出来なくて、人を悲しませてしまってつらい』経験はするんじゃないかと思っています。

オマエウレシイ、オレ、ウレシイ。
オマエウレシイカ!?

でも、怖がらせてないかな…?

まさにこれ。すごい言語化。



なので、差別的な意味だけで言葉を捉えて決めつけて否定せず「この人は冷たいと思っていたけど、こういうところがあるのかも」とか「めっちゃ踏み込んでくるけど、この人はこういう思考なのかも」など、相手の思いを想像する、そんなきっかけになってくれたら幸いと思っております。

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