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お客さんにとっては「買ってから」がスタートなのに。

「買ってもらうこと」がゴールに見えるけど、お客さんにとってそれはスタートに過ぎない。当たり前だけど、物を買ってからようやく消費をスタートできる。それをちょっと忘れてたかも。 お客さんが本当に求めているのは「買った後の満足感」。買った瞬間じゃなくて、「買った後にどんなふうに楽しもう」という余韻を感じたいはず。 そこを意識しない場合、それは単なる物の取引に過ぎず、信頼関係を築くことはできない。 たとえばアクセサリーなら、それを身につける日々のささやかな喜びだったり、鏡の前で

頑張ったものを、諦めようとしている人へ。

あちこちに、セオリーとかテクニックらしきものが溢れていて、ああするべき、こうするべきだと言っている。 その「べき」だけを選び続けた結果、自分の意思や気持ちをぜーんぶ無視した「べき」で構成された何かになって、結局のところ、壊れる。 SNS上にあふれる正解論をかき集めてぎゅっとして出来上がったもの。 それが正解で合ってます? 自分で決めたこと、すなわち「自論」がいちばん大切なものだと思う。自分が出した結論を自分の責任でやってみる。それは失敗に終わるかもしれない。 何をやっ

コトバを食べる

いままで、言葉に深く向き合うことは正直あまりありませんでした。書きたいことを書いて、言いたいことを言って、その瞬間の気持ちを表すだけで満足していました。 でもnoteを通じて、自分が書く言葉がもしかしたら誰かの心に響き、励ますことがあるかもしれない、と感じるようになりました。 言葉って不思議なもので、一見何気なく並べた文字の集まりが人を笑顔にしたり、時には癒しになったりする。そんな力を持っているのに私はずっとその重みを気にせずにいたんだなぁ、と今になって気づきました。

あのデザイナーには、一生かけても追いつくことはない。

なんでこんな職業を選んだんだっけ。 二十歳の頃になりゆきで足を踏み入れたデザイナーという職業。デザイナーにもいろいろありますが、私はDTPやWeb領域です。 まったくスキルのないところからスタートし、これまでこの職業を続けてこれたわけを話してみますね。たぶんきっと、デザイナーの1人くらいは見てくれると信じて。 スキルも自信も全くなかった私が、デザイナーとして続けてきたことは「優れたデザイナーを演じる」ということです。自分のなかで作り上げた架空のデザイナー、仕事のできる憧れ

発信力ゼロから、1,000スキまでのゆるい旅路

1から1,025まで数えてみた。(40くらいでやめた。) これはすごい数だ…! noteを始めて84日目、アクセス画面には「1,025」という数字がありました。発信力ゼロ、影響力もゼロで始めたこのnote。世の中には素敵なnoterさんがたくさんいて、その中で自分のアカウントなんて小さな点みたいなもの。でもこの1,025という数字… 自分にとってはとてつもなく大きく感じています。誰かが見てくれてるんだなって、しみじみ思ってしまいます。 「妻のハンドメイドブランドをどうやっ

受動的に生きてみる。

ときには何も選ばずに、ただ流れてくるものを受け入れるのって意外と豊かな体験になるなあと思いました。自分はradikoじゃなくて、古いラジカセを使ってラジオを聴いています。便利さを手放して、ただ耳に入ってくる音や言葉に身を任せる。それがけっこう心地いい。 ラジカセから流れてくる音楽や会話、知らない街の天気予報とか、遠くの事件のニュースとか。自分で選んだわけじゃないけど、時には心に響く言葉や思いがけない考えに出会うことがあって。それは受動的だからこそ得られる、偶然の贈り物みたい

カメラという文房具で。

日記をつける習慣がなかった。 言葉で日々を記すことに馴染めなかったのかな。そんな自分にとってカメラが代わりの文房具になった。 何気ない風景や移り変わる季節、ふと目に留まったものたちをシャッターに収める。それが自分の「日記」になっていた。言葉を持たない写真たちが、時には何よりも雄弁にその日の気持ちや出来事を語ってくれる。 カメラ越しに見る世界はちょっと特別で、日常の中に小さな輝きを見つけることができる。そんな瞬間を切り取ることで、自分の中にあるものを形にしてきた。文字にはし

楽しむは、頑張るより強い。

頑張って頑張って頑張って、折れる。 そんな経験がありました。 高校生の頃にデジカメを手にした時から写真を撮り続けてきました。Googleフォトにはその頃からの写真が膨大に詰まってます。 大きな仕事をいただいて。 その写真好きが高じて公私ともに撮影の依頼が増えていきました。インタビュー記事、企業サイト、友人のライブ撮影、ウェディングフォト、ほんといろいろ。次第に期待値も上がるので、高価なカメラやレンズもたくさん購入しました。 そんなある日、知り合いを通して海外のオーディ

noteに初めて投稿した日から2ヶ月が経ちました。

始めての投稿をしたのが6月20日なので、明日でちょうど2ヶ月になります。ひとりふたりに見てもらえたら良いかなと、ぽつぽつと投稿をしてたのですが…。想像以上のアクセスとスキをいただけて心底驚いてます! noteをはじめた目的は2つあります。 ひとつは、妻のハンドメイドアクセサリーブランドを成長させるために考えたことや調べたことを言語化するため。ふたつめは、妻と同じように悩みをもつハンドメイド作家さんの役立ちたいからです。 自分の書いた記事で誰か一人でも、ちょっと心が軽くなっ

プロの作家とは、書くことをやめなかったアマチュアのことである。

これは『かもめのジョナサン』の著者、リチャード・バックさんの言葉。先日たまたま手に取った本のなかで紹介されていた言葉です。個人的に「継続は力なり」よりも、すっと心に入る言葉でした。 自分は継続力のない人で、ずっと続けていることはあまりありません。(デザイナーという職業くらい)典型的な飽き性なんだと思います。でも続けることって結構むずかしいことだと思ってて、noteでもハンドメイド作家でも何でも、5年10年と継続できる人って多くはないはず。 ただそれって逆に言えば「続けてい

ヤマトさんに余計なことを言ってしまった。

今朝、AmazonでiPhone用のSDカードリーダーを注文しました。うちはAmazonの倉庫からほど近いので、朝に注文したものはだいたい当日の夜に届きます。 20時頃に配達完了のメールが届いたので、21時前に郵便受けに取りに行きました。でも商品は入ってませんでした。 別の部屋番号に入れちゃったかなぁなんて思っても、勝手に郵便受けを開けるわけにもいかず…。しょうがないのでサポートに問い合わせました(音声AIサポートでした) しばらく経って営業所から折り返しの電話があり、

リサイクルショップで拾った、ゆるいカメラ。

ふらっと立ち寄ったリサイクルショップで偶然目が合った、ゆるいカメラを買いました。(飼いました)自分はデザイナーを本業としつつ、たまにフォトグラファーとしてお仕事を頂いたりしてまして、カメラについては結構マニアックな領域まで知ってるつもりでした。でもこのカメラは初見でした。 ガラスケースの一番隅のほう、どうせ売れないからと商売を放棄したかのような値付で寂しそうに置かれてました。妙に新しく、使った形跡が見えないほど綺麗なカメラ。本体に貼られたステッカーも律儀に残されたままです。

いまこの記事を投稿することに何の意味があるの?

これまでnoteやSNSは、基本的に見る専でした。 だけど2ヶ月くらい前からぽつぽつと投稿してます。ハンドメイドのことや、誰の役にも立たない記事。そんな自分にも47人の方々にnoteをフォローしていただきました。(2024/8) さて、まさに今この記事を書いてる意味について。何のために、誰のために書いてるのか考えてみます。たぶんそれは「発信することで何かが変わるから」です。 発信することで得られるものがあるとしたら、「自分の意思が明確になる」ことかなと思います。自分の思い

noteを書き続けた先に何があるんだろう

これまで一貫性のない人生を送ってきました。 なにかを始めても、そのうちつまらなくなって、すぐにやめてしまう。子供の頃からいろいろな習い事や趣味をやってきて、そして今になって何も残っていませんでした。これまでの人生を振り返ると「いったい何がしたかったんだろう」という思いです。 ただひとつだけありました、デザイナーという職業です。 私は絵を描くことが最も苦手な少年でした。小学校のころに「夏休みの思い出」をテーマとした絵の発表会がありましたが仮病で休みました。それほど大嫌いなも