唯一無二のJクラブとダービーの夢〜フットボールの白地図 by OWL Magazine【第37回】北海道
<北海道>
・総面積 約8万3424平方km
・総人口 約523万人
・都道府県庁所在地 札幌市
・隣接する都道府県 なし
・主なサッカークラブ 北海道コンサドーレ札幌、北海道十勝スカイアース、ノルブリッツ北海道FC、札大GP、ノルディーア北海道
・主な出身サッカー選手 新田純興、小野卓爾、財前恵一、財前宣之、葛野昌宏、城彰二、下村東美、山瀬功治、山瀬幸宏、石井謙伍、千葉和彦、清原翔平、西大伍、櫛引一紀、荒野拓馬、前貴之、前寛之
「47都道府県のフットボールのある風景」の写真集(タイトル未定)のエスキース版として始まった当プロジェクト。前回は、自宅から中央線と中央本線でアクセスできる山梨県を取り上げた。今回は新幹線もあるけれど、やっぱり空の旅のイメージが強い、北海道にフォーカスすることにしたい。北海道といえば、フットボール的には「北海道コンサドーレ札幌」がまず思い浮かぶ。
コンサが今季もJ1に残留するかしないか──。それは当該サポーターのみならず、対戦相手のサポーターにとっても気になるところだろう。なぜなら、年に一度の札幌遠征がなくなるかもしれないからだ。Jリーグの日程が決まると、アウェーの札幌戦からチェックする他サポは意外と多い。すぐさま飛行機とホテル、何ならサッポロビール庭園まで予約するサポもいるかもしれない。
J1に定着して久しい、最近のコンサのフットボールはもちろん魅力的だ。だが、それと分ちがたく結び付いているのが、観光地としての北海道の魅力である。何しろ都道府県の魅力度ランキングで12年連続1位(2020年現在)。景勝地あり、グルメあり、そしてフットボールあり。もっともフットボールに関しては、別の視点に立脚してみると、また違った北海道の姿も見えてくる。
この「フットボールの白地図」の写真集が完成すると、北海道は最初の章を飾ることになる。よって、まずはとっておきの「フットボールのある風景」を2点、お届けすることにしよう。こちらは2007年に札幌で開催された、ノルディックスキー世界選手権での1枚。大倉山ジャンプ競技場を背景に、ノルウェーの選手たちが雪上サッカーに興じている様子を切り取ってみた。雪を汚すことなく、リフティングのみで楽しんでいたのが印象的。
コンサのホームゲームが行われる「札幌ドーム」。あえて「さっぽろ羊ヶ丘展望台」から狙ってみた。放牧された羊が草を食み、その遠景に銀色に輝くドーム。羊ヶ丘周辺は、国の研究機関が集中しているため、宅地開発の影響を受けることはなかった。そのため、昔ながらの田園風景と近代的なスポーツ施設のコントラストを楽しむことができる。早いもので札幌ドームも、今年で開業から20周年となった。
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