アイデアは■★▼から生まれる!
今日から「出版をめざすクリエイター志望者に、編集者が伝えたいこと」というテーマで記事を書いていきます!
さて。
「いつもストーリーについて考えているんだけど、どれも似たようなものになってしまう。やっぱり自分の頭では限界があるのかもしれない……」
なんていうように、自分のアイデア力や発想力を嘆いたことがある人は、少なくないと思います。
クリエイターにとって、いつも同じようなアイデアしか生み出せなくて、新しいアイデアが出てこないことは、死活問題!
でも、今回の記事を読めば安心!
ということで今回は「アイデアは●●から生まれる」という話です!
▼一人でアイデアを出すことの限界
結論を先にいうと、「アイデアというのは、人と会話することで突然変異のように生まれてくるから、どんどん人と話そう!」となります。
もちろん、アイデアを出すために一人で部屋にこもって思考し続けたり、「アイデアの出し方」的な本を読んで、そのとおりにやってみるもの良いと思います。
実際、『アイデアのつくり方』、『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』、『仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方』、『100案思考』といった名著もあります。
とくに『アイデアのつくり方』なんて、1988年出版なのに、いまだにずっと売れ続けている化け物みたいな本!
僕自身、何人ものクリエイターからこの本をオススメされたことがあります。
なので、「一人でアイデアを出す」「本を読む」に効果があるのも知っているのですが、とくに一人で思考し続けていると、発想のパターンが決まってしまい、自分のアイデア力の限界が見えてくることがあるんです。
そんなときこそ(もちろん、そうでなくても!)、人と会話をすることをオススメします!
▼なぜ、会話をすると新しいアイデアが生まれる?
どうして、会話をすると、アイデアが生まれるのか?
それは、他人と話をすることによって、普段は使っていない脳が刺激されて、かき回されるから。
その結果、これまで思いつかなかった発想やアイデアがポンポン飛び出してくるんです。
「マジかよ?」と思ったみなさん、こんな経験ありませんか?
誰かから質問されたことに答えていると、ずっと思い出していなかったことをふと思い出したり、思ってもみなかったようなことを「あ、そうだ!」と考えついたり。
僕も本をつくるために著者にインタビューをすることが多いのですが、みなさん、
「質問をもらってそれに答えたり、取材で会話のやり取りをしていくほうが、自分の中にあるんだけど自分では掘り出せない発想とか言葉が出てくるよ」
といいます。
そんなふうにして、自分一人では出てこないようなアイデアが、会話によって生まれるんです。
▼ある作家は、編集者と雑談してアイデアを出す
以前、作家さんに、
「小説のストーリーとかキャラクターに関するアイデアって、どうやって考えているんですか?」
とたずねたところ、
「人と話しながらってのが多いな。机で一人、うんうん唸っていてもダメ。それよりも、編集者と雑談したり、アイデアの種を話したりしているうちに、新しいアイデアが突然生まれたり、まだ種レベルだったアイデアが磨かれたりする。僕にはそれが合っていると思う」
と言っていました。
これもまさに、「アイデアは会話から生まれる」を体現していますね!
ということで今回の記事をまとめると、アイデアは人と話をすることで、新しいものがどんどん生まれてくるから、人と話をしていこう! という内容でした。
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