【特集】私が経験してきたものとは違う学校の姿を知ることができた。──TEST ASSISTANT 2期生 海野さんの体験談
こんにちは! 次世代教員養成プログラム「TEST」運営編集部の中尾です。次世代教員養成プログラム「TEST」は、教員志望の学生のためのプログラムとして、2020年からスタートし、現在は2022年度のインターンシップが行われています。
そこで今回は、学生が「TEST」を通じて学んだことを聞いてみました!
次世代教員養成プログラム「TEST」とは?
今回は、実際に埼玉県戸田市の学校現場で活動した、TEST ASSISTANT 2期生の海野あかりさんにお話を伺いました。
◆将来の進路を考えるために参加。
私は現在、私立大学の3年生です。そのため、次年度に教育実習に行くことになっています。しかし私立大学のため、教育実習は4年次のみで、将来の進路を考える上で4年次のみの実習では時間が足りないと感じていました。
高校生の時から将来は教員になろうと考えていました。教員になるなら、教育以外の教養も身に着けたいと考え、教養系の学部に進学をしました。大学1年の時に、個別指導塾でアルバイトを始め、教育に携わりたいという気持ちが強くなりました。
しかし、大学2年の時に大学の授業で教育格差について学ぶ機会があり、私も子どもの貧困に携わりたいと強く思うようになりました。そこで、大学3年が始まり、NPO法人Learning for Allでボランティアを始めました。貧困家庭の子どもが放課後を過ごす場所の居場所支援に従事していたのですが、原点回帰をして子どもの1日の生活のほとんどを占める学校現場を見てみたいと考え、教育実習以外で学校現場に入ることができる「TEST」の参加を決断しました。
◆自身が経験しなかった公立の学校の雰囲気を掴むことができた。
戸田市ならではの経験をすることができました。ICTを活用した授業やSDGsに関するPBL(Project Based Learning)活動といった、現代ならではの授業を体感することができました。
また、私が通った学校とはまた違う学校の姿を見ることができました。私は小学校からずっと私立の学校に通っていたので、公立の学校の雰囲気を少しでも掴むことができたのは良い経験になったと思います。
公立の学校は多様性にあふれていると感じました。自分の意見を書くのが得意な児童、逆にそれがあまり得意ではない児童がいました。自分の意見を書くのがあまり得意ではない児童に対しては、私から「楽しかった?」「難しかった?」といった、具体的な感情をいくつか提案し、その中から選んで書くことができる状態にしました。少しでもその児童が自身の力で書くことができるようになることを祈るばかりですが、子どもの特性に合わせて適切な声かけをすることで、場面に合ったアプローチ方法を学ぶことができたと思います。
◆子ども像を明確にし、思い浮かべながら仕事をしたい。
私は現在、民間企業への就職を検討しています。将来的に教育関連の仕事に携わる上で、学校現場を直接この目で見ることができた「TEST」はとても良い経験となりました。「TEST」で得た経験を活かして現場に寄り添い、実際の子ども像を思い浮かべながら仕事をしたいと思います。
また、教員の働き方が社会問題とされている現代において、学生が担うことで先生の仕事が軽減されることも目の当たりにしました。今後、こういった学校インターンといった立場が必要とされるのなら積極的に参加していきたいと考えています。
◆2022年度・2023年度のASSISTANT募集のご案内
「TEST」では、インターンシップについてのカジュアル面談を実施しています。本プログラムに興味がある方、まずは運営スタッフと話してみませんか?
参加をご希望の方は、以下のURLよりお申し込みください。
◆わたしたちから、さいごに。
次世代教員養成プログラム「TEST」では、わたしたちの活動を応援してくださるスポンサー・サポーターの皆さま方の支援と寄付を募っています。
また、活動の周知にご協力いただけるメディアの方からの取材もお待ちしております。応援をいただける個人の方々は、左下のハートマークから「いいね!」や、各種SNSでのリンク共有をいただけますと幸いです。
今後「TEST」で行われるさまざまな活動は、以下のマガジンから閲覧することができます。ぜひ、こちらもご覧ください。
皆さまとお会いできるのを、楽しみにしております。