節約を極めた末にたどり着いたのは、エコの活動でした
「もっとお金が欲しい!」そんな思いを抱いて早10年。家族からは「どんだけ金欲しいの?」と冗談交じりに言われるほどですが(笑)、節約や工夫を楽しみながら続けています。
固定費の見直しはほぼ完了し、次に目を付けたのは変動費の節約。そして最近、役所のゴミ処理担当の方の話をきっかけに、ゴミ削減で得られる節約効果に気づきました。
変動費の見直し:食費&日用品の節約術
まずは食費を減らす挑戦からスタート。夫がつい買ってきてしまう市販のお菓子に対抗して、簡単に作れる手作りお菓子を取り入れました。業務スーパーや格安スーパーでの賢い買い物術も加わり、月6万円だった食費が4万円に。さらに家庭菜園で野菜代の削減を目指しています。
次に日用品。専用洗剤をクエン酸や漂白剤など多用途のものに切り替えたり、柔軟剤の代わりにクエン酸を活用したり。洗剤代は酸化マグネシウムを活用してほぼゼロにすることができました。
こうして物の買い方を見直す方向にシフトする中で、ある日役所のイベントでの衝撃的な一言が私の考えを大きく変えました。
ゴミ処理に税金が?役所の方の話で気づいた節約のヒント
息子の保育園に、役所のゴミ処理担当の方がイベントを開催しに来園。何気なく聞いていたその話に、衝撃を受けました。
最初の一言がこちら:
「ゴミを燃やすとき、水分が多いと燃焼に時間がかかります。生ごみには水分が多いので、水切りをしてもらえると助かります。」
確かに!ゴミの水分を減らせば燃えやすくなり、処理がスムーズに進むなあ。「次から水切りしよう!」と思った矢先、さらに強烈な一言が。
「ゴミ処理には税金がかかっています。ゴミにお金を使うの、嫌じゃないですか?」
これを聞いて目からウロコでした…!
ゴミを減らせば処理にかかる税金が削減できるだけでなく、その分の費用をもっと別のことに回せる。そんなシンプルな事実に気づかされたのです。
ゴミを減らすための私の工夫
そこで家の中でできるゴミ削減を考え、次の3つの取り組みを始めました。
布おむつの活用
昼間は布おむつを使い、夜間や外出時のみ紙おむつを使用。これでおむつ代を大幅に削減できました。布おむつは洗って繰り返し使えるので、ゴミも減らせます。生ごみをコンポスト化
生ごみは畑に埋め、コンポストとして再利用。好きな時に生ごみ処理できるようになったので、ゴミ出しの日まで家で生ごみを置いておく必要がなくなりました。ミミズパワーで、畑の土もフカフカに。指定ゴミ袋不要なのが最高です。キッチンペーパーの代わりに布巾を使用
キッチンの掃除には布巾を使うように変更。これで使い捨てのゴミを出さずに済むようになりました。
ゴミ削減の成果とその魅力
役所の方の話をきっかけにゴミ削減に取り組んだ結果、高額な指定ゴミ袋(10枚400円)の使用頻度が激減。週に20Lのゴミ袋を2回出していたところが、1回に減りました。
さらに、ゴミを出さないことで得られる「心地良さ」を実感しています。
この感覚は夫に伝わっていないので、やった人にしかわからない感覚なのかなあと思っています。
ゴミが減ると家がすっきりするだけでなく、環境にも良い影響を与えていると感じられることが、何よりの満足感につながりました。
お金も地球も大切にする暮らしを
節約というと「我慢する」というイメージがつきものですが、ゴミを減らすことはむしろ「気持ち良さ」を増やしてくれる取り組みです。
私一人の力ではゴミを減らしても予算に割かれるごみ処理の税金は変わらないかもしれませんが、多くの人が同じ活動をしたらどれだけ税金を減らせるのだろうと、ずっとワクワクしながら過ごしています。