ストリーミング背信に挑戦してみた。
はいしん
【背信】
人としての信義や自分に寄せてくれる信頼・信任に、(意図的に)そむく(=背)こと。 Oxford Languages より
みなさんこんばんは。tesshikoです。
最近、Spotify やインターネットでのライブなどストリーミングで行うことが普通になってきましたよね。
普段は絵を書いたり曲を作ったり文章を書いていることが多い私ですが、今回は流れに乗ってストリーミング背信に挑戦してみたいと思います。
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ストリーミング背信 スポーツ編
まず参りましたのは東京ドーム。今回は野球でライブストリーミング背信に挑戦です。
巡ってきましたのは満塁9回裏一打逆転のチャンス。ここでホームランを打てば今シーズンの優勝が決定します。
毎日キーボードを打って鍛えた腕力にリングフィットアドベンチャーで鍛えた体幹があれば、ホームランも8割ぐらいの確率で可能なはずです。
そんな中ピッチャーの投げた球は直球ど真ん中ストレート!
あらかじめ待ち構えていたバッターの私は、激しく空を斬る音を轟かせながらバットをしならせ、鮮やかなバント披露します。
チームメイトの唖然とする表情、そして相手チームの信じられないという顔と共に巻き起こる相手チーム優勝のファンファーレ。
ん~~
たまりませんね。
鮮やかに流れるような背信行為、このヒヤヒヤ感がストリーミング配信の醍醐味です。
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ストリーミング背信 魔界編
今回は魔王の城にやってきました。
ここまで仲間たちとともに世界各地を旅し力をつけてやっとここまでたどり着きました。
旅の中で得たものは力だけではありません、仲間を思う優しさ、弱きを助ける強さ、そして全世界から寄せられる期待が私の背中を押してくれます。
これまではまったく歯が立たなかった魔王も、光の力により追い詰められていきました。
魔王の第1形態を倒したところで魔王は告げます。
「勇者よ、われに与するのであれば、この世界の半分をくれてやろう。」
「いただきましゅ!!」
即答です。
なんなら魔王が言い終わる前に答えてます。
仲間たち、そして魔法の通信技術によってこの戦いを全世界から見ていた人々の視線が私に集中します。
かつてこれほどまでの背徳感を得たことがあったでしょうか!いいえありません。
よろしい、と呟くと魔王の体からみるみる闇のパワーが溢れたし全世界が闇でつつまれると同時にその半分が私の所有物として譲渡されました。
たくさんの罵声が聞こえていた気がしますが、私にとってはそれも Spotify から流れるイカしたヒップホップにしか聞こえません。
世界の半分を手に入れた私は土地の所有権がもうなんかすごいことになってるので土地からの収入がそれこそもうほんとすごいことになってました。
その後、空が暗いのは洗濯物が乾きづらくて嫌なので光の力で晴らし、まだ残っていた魔物達を倒しきったところで世界の闇の半分からこちらの光の半分に人々が皆引っ越してきたので、めでたしめでたしということになりました。(土地収入もすごいふえた。)
魔王の方も人がいないとあんまり支配しても面白くないので、とりあえず楽そうなYouTuber になることにしたらしいです。
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背信とは期待を裏切る行為。
しかしながら平然と、流れるように背信することによってそれは芸術と呼べるレベルにまで昇華し、人々から畏敬の意を抱かれるほどになるのです。
ちょっとやそっとの配信ではただのヤバいやつにしか見られませんからこれを行う場合には少なくとも上記に挙げたような圧倒的な背信チャンスの時だけにしておきましょう。
今回は少し薄口でしたが、皆さまの日常でほんの少しのスパイスとしてご活用頂けたら幸いです。
実際の使い方としては、誰かが悪びれもせず裏切り的行為を働いた時に「お前それストリーミング背信だな」と言うとセンスがあると思われるのではないでしょうか。
以上、tesshikoでした。
Bye Bye Good night😅