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「週末の寝溜め」が逆効果?疲れが取れない理由と正しい対策
「平日は寝不足になりがちだから、週末に寝溜めしてスッキリする!」と考えている方も多いのではありませんか? しかし、週末の寝溜めには落とし穴があるんです。寝だめの影響や上手な回復法について、治療院での患者さんとの会話でお届けします。
患者さん「先生、最近疲れが取れなくて……。平日は仕事が忙しくてちょっと寝不足だけど、週末は昼まで寝てるんです。なんとか回復してるつもりなんだけど、月曜になってまた辛くて……」
先生「なるほど、それは“睡眠負債”が続いている状態ですね。週末に寝溜めすることで、一時的にスッキリした感じはするかもしれませんが、実は体のリズムが乱れて逆効果なんですよ。」
患者さん「えっ、そうなんですか?週末に寝溜めするのが良くないなんて……。」
先生「寝溜めすると、時差ぼけと同じような状態になってしまいます。週末に昼過ぎまで寝てしまうと、体内時計が乱れて、月曜日の朝がつらくなるんです。平日と休日で睡眠時間が大きく変わると、体が激しいぼけ状態になり、疲れが抜けなくなるんです。」
患者さん「なるほど……。でも、平日は仕事があるから、睡眠時間を増やすのは難しいです。」
先生「確かに、いきなりたっぷり寝るのは難しいですよね。でも、できる範囲で改善できますよ。例えば、休日の寝溜めは、平日よりも1時間程度長いぐらいが理想です。」
患者さん「じゃあ、週末にたくさん寝るより、平日の睡眠を少しずつ増やしたほうが良いんですか?」
先生「そうです! 平日に30分でも早く寝るだけでも、睡眠の解消につながります。あと、昼の仮眠も効果的ですよ。ちなみに、長すぎる昼寝は逆に夜の睡眠を妨げることになるので、15〜20分程度がベストです。」
患者さん「なるほど!それでは、これからは無理に寝溜めしないで、平日の睡眠を少しずつ増やしてみます!」
先生「それが一番ですね。睡眠の質を上げることも大事なので、寝る前のスマホやカフェインを控えるのもおすすめですよ。しっかり眠れるように、生活習慣も見直してみましょう。」
患者さん「はい、試してみます! ありがとうございます、先生!」
まとめ
週末の寝溜めは、体内時計が乱れてしまう
休日の寝溜めは平日+1時間以内が理想
平日に少しずつ睡眠時間を増やす方が効果的
昼の短い仮眠(15〜20分)もおすすめ
睡眠の質を上げる工夫も大切
「疲れが取れない…」と感じている方は、ぜひ普段の睡眠習慣を見直してみてくださいね!