見出し画像

ストレッチが効かない理由はこれ!初心者必見の3つのポイント

ストレッチをやっているのに全然効果を感じない!という方は、やり方が間違っているかもしれません。
ストレッチ初心者の患者さんとの会話から、ストレッチのポイントについてみていきましょう。



患者さん:「先生、最近体が硬くなってきて、ストレッチを頑張っているんですが、あんまり効果を感じなくて…。」


先生:「そうなんですね。ストレッチは正しいやり方で続けると効果が出やすいんですが、間違った方法だと逆効果になることもありますよ。今日はストレッチの基本ポイントを3つお伝えしますね。」



1.痛くても気持ちよくてもダメ。「痛気持ちいい」くらいがベスト!


患者さん:「先生、ストレッチ中、つい無理して痛くなるまで伸ばしてしまうんですが…。」


先生:「それは筋肉や腱に負担をかけすぎです。『痛気持ちいい』くらいの強さがベストです。筋肉には筋紡錘というセンサーがあって、無理に伸ばそうとすると逆に縮むように反応するんです。」


患者さん:「なるほど…。震えたりするのもその反応なんですか?」


先生:「そうですね。震えるのは筋紡錘が過剰に働いているサイン。少し手前で止めて、心地よい範囲で伸ばすのが効果的です。」



2.呼吸を止めないことが大切!


患者さん:「そういえば、ストレッチ中って息を止めがちかも…。」


先生:「そこが意外と盲点なんです!呼吸を止めると血圧が上がりやすく、体がリラックスしにくくなります。逆に、息をゆっくり吐きながら行うと、副交感神経が優位になり、筋肉が柔らかく伸びやすくなりますよ。」


患者さん:「息を吐きながら…って意識したことなかったです。今度から意識します!」



3.ストレッチの時間は「突っ張りが減るまで」が目安!


先生:「ストレッチの時間についてですが、一般的には30秒以上が効果的と言われています。ただし、これはあくまで目安です。」


患者さん:「30秒伸ばせばいいわけではないのですか?」


先生:「その日の体調や疲れ具合によって、筋肉が弛むのに必要な時間は変わります。ストレッチを始めると、最初は筋肉がピーンと突っ張った感じがあると思いますよね。その感覚が、30秒、60秒と時間をかけることでだんだん減ってきます。この“突っ張りが減ってくる”感覚がでたらストレッチ終了のサインです。」


患者さん:「つまり、秒数を決めるというより、自分の体の感覚に合わせるのが大事なんですね。」


先生:「その通りです!秒数にとらわれず、突っ張りが取れるまでじっくりと伸ばしてみてください。それが一番効果的なストレッチになります。」



痛気持ちいいではなく、イタタタタッの強すぎるストレッチでは、いつまでも突っ張りがなくなりません。
90秒ほどキープしても突っ張りがなくならない場合は、強すぎる可能性があります。もう少し強度を落としてみてください。

いいなと思ったら応援しよう!