香害について考えるきっかけを与えてくれた喫茶店を再訪した話【Day6:書く習慣が身に付く1週間プログラム】
いしかわゆき(ゆぴ)さんの書く習慣が身に付く1週間プログラムに取り組んでいます。
さて、今日は6日目の課題です!
今日一日を振り返る前に、以前書いた記事をぜひ読んでいただきたい。
お気に入りの喫茶店の店主さんが何度もInstagramで訴えていた“香害”。恥ずかしながら、香害について無知だった私は1冊の本を読んで、驚愕した。
柔軟剤などの人工香料の成分に使用されている「化学物質」に過敏に反応し、日常生活を送ることさえ困難な人たちが大勢いることを知った。
先の喫茶店の店主さんが訴えていたことは、こんなにも大きなことだったのかと本当に衝撃だった。
という言葉に「私は大丈夫」と甘く考えていた自分を殴ってやりたい気分だった。
そして、私はすぐに柔軟剤を使うのをやめた。洗剤も無香料のものに変えた。
ほんの少しの香りですら、反応してしまう人がいると知ったから。
洗剤は実はまだ今もいろいろな種類を試していて、試行錯誤中なのだけど、とりあえず匂いはなくなった。と、思っている。
(このあたりの話は、また別記事で書いてみたい)
そして、今日。
久しぶりにその喫茶店を訪れてみた。
制汗剤も整髪料もつけず、できるかぎりの配慮をして。
「香り、大丈夫ですか?」
店に足を踏み入れた私の第一声。
気になって、来店時に店主さんに聞いてみた。
店主さんが笑顔で「大丈夫です!」とおっしゃってくださったので、そのまま着席。
久しぶりにおいしい珈琲をいただくことができた。感無量。
店主さんと少しお話をさせていただいたところ、店主さんも過敏症にまでは至ってないらしい。
ただ、臭覚がものすごく強くて、とてもつらいときがあるのだとか。
だから、過敏症の方はもっともっとしんどいのだろうと思って、香害について発信したり勉強したりしているとのこと。
私が店主さんの発信をきっかけにして、柔軟剤をやめたり、洗剤を変えたりしたことを話すと、とても喜んでくださった。
たぶんだけど、この店主さんも、実際に香害に苦しめられている多くの方々も、発信することで嫌な思いをしたり、発信してよいものか悩んだり、あきらめかけたり、たくさんの葛藤を抱えて、ここまで過ごしていると思うのだ。
私にできることは少ない。
けれど。
洗剤を見直すことで喜んでもらえたり、香害について発信することで感謝をしてもらえたり。
たとえわずかでも誰かのお役に立てたのなら、心を少しでも軽くすることができたのなら、やってみてよかったと思う。
感謝してもらえたことに、感謝を。
ありがとうと言ってくれたあなたに、ありがとうを。
今日はそんな気分だった。良き一日だった。
最後に。
印象深かった、店主さんの言葉。
私もそんな気がする。
香害を周知する自治体は意外と多い印象を受けるし、新聞や一部テレビでも話題になったりしてるしね。
昨今の香りブームは、あくまでブームだから。そろそろ強い香りに辟易している人たちもいるはず。
ブームの終わりとともに、化学物質配合商品の見直しをして、ぜひとも多くの人が安全で生きやすい世の中になってくれたらと願う。
それこそが多様性、だよね。
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