#006 世界中の人に見せたい景色
つい先日まで、「桜、早く咲かないかなー」と思いながら蕾を眺めていたのに、ふと気づけば、満開を通り越して、花びらが散り始めた。爽やかな緑色の葉っぱも、顔を出している。美しきものの命は儚い。
香川が誇る桜の名所の一つが、紫雲出山(しうでやま)。
紫雲出山がある荘内半島には、浦島太郎伝説が息づいており、太郎が開けた玉手箱から出た白煙が、紫色の雲になって山にたなびいたため、名付けられたと言われている。
山頂からは瀬戸内海を一望することができ、息を飲むほどの美しい景色を拝むことができる。
近年、Yahoo!JAPANの「日本が誇る桜の絶景15選」や「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編(詩歩著書)」、米国ニューヨークタイムズ紙で紹介され、注目を集めた。
昨年末には、フランスを代表する日刊紙「ル・フィガロ」にも掲載され、地中海のような眺めだと評されている。
昨年、初めて紫雲出山の桜を見たとき、大げさでもなんでもなくて、「一生に一度でいいから、世界中の人にこの景色を見てほしい!!」と思った。
紫雲出山の山頂から見下ろす景色は、桜の季節でなくても素晴らしいのだが、空と海が描く青いキャンバスに淡いピンクが彩られる様は、さらに美しい。
もっとうまく言葉でその美しさを表現できればいいのだけど、私の文章力ではむずかしいので、やはり一生に一度は、その目で見てほしいと思う。
この風景を見られただけで、香川県に引っ越してきた意味があったのだと思えるほど。
今年は諸事情により、紫雲出山の桜を拝むことができなかったのだけど、来年はぜひとも再訪したい。
▼昨年、紫雲出山の桜について書いたnote
▼香川歴4年の「私」が見た、さまざまな風景をお届けしています。毎週末更新予定。
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