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私が米国株の個別銘柄投資をやめた理由(ワケ)


2019年の2月頃から日本株で徐々に投資をはじめて、2019年10月に米国株を開始。そこから日本株もあわせて投資を本格化させました。

短い期間とはいえ、試行錯誤した上で、米国株の個別銘柄をやめることにしましたので、それに至る経緯と理由を紹介したいと思います。

私の投資の履歴

私は投資歴は1年半で、はっきり言って素人です。

素人とはいえ、今できる最善の投資を追求したいと考え、様々な書籍を読み漁り、投資手法を試行錯誤してきました。

素人のように勉強し、プロのように投資する

というポリシーです。笑

インデックス投資と個別投資

投資の世界では、少なくとも現在ではインデックス投資が平均的に最もパフォーマンスが高いと言われており、これは誰もが認めるところだと思います。

私はベースとして、つみたてNISAと特定口座の投資信託でインデックスファンドでの積立を行っており、こちらは比較的よいパフォーマンスを維持しています。

それとは別に日本の個別株、と米国の個別株を行っており、パフォーマンスに差が出てきており、特に米国の個別株のパフォーマンスが著しく悪いためめ、投資手法を見直すことにしました。

どうして個別株を始めたか

どうして個別投資に手を出したか。それは、配当というキャッシュフローが欲しいという理由が一番でした。

私は自分の投資の目的を、生活の安心感を得るためと位置づけています。インデックス投資は資産の最大化(つまり老後資金)を目指す方法としては最適だと思いますが、日々の生活の安心感を作るためにはキャッシュフローを生み出す必要があります。それを実現させる方法として配当が期待できる個別株、ETF投資を始めました。

他にも投資で成功するために、以下のような投資手法の検証もしたかったという点もあります。

・ジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」に書かれていることは本当か?
・バフェット流の長期投資はうまくいくのか?
・インデックス投資のパフォーマンスを超えるのは本当に難しいのか?
・どの投資スタイルが一番自分にあっているのか?

また、個人的な心情としては以下のような要素もありました。

・配当金の入金タイミングを分散化させたい。
・投資が楽しいので、インデックス投資だけだとつまらない。
・長期的な投資手法を確立したい。

キャッシュフローを生み出すという点では、高配当ETFも十分に役割を果たしますので、並行してSPYDやHDVといったETFへも投資を行いました。

どうして個別株をやめたのか

これから、以下のような観点でどうしてやめたのかを振り返って行きます。

・高配当個別銘柄のパフォーマンスが悪い
・バフェット流の投資は難しい
・個別銘柄は分析に時間がかかる
・個別銘柄よりもETFの方がパフォーマンスが高かった

高配当個別銘柄のパフォーマンスが悪い

様々な銘柄で投資を1年ほど続けた中で、パフォーマンスに明確に優劣が生まれて来ました。足を引っ張った銘柄の上位が、当初一番期待していたXOMとMOです。これらは連続増配、高配当という銘柄で、米国株でも長くに渡って最も注目されている銘柄だと思います。

確かに配当はすごいのですが、コロナ暴落で大きくパフォーマンスを下げました。ジェレミー・シーゲルによれば、暴落こそがパフォーマンスを上げるチャンスということだったのですが、いざ暴落が起こって買い増すのか?という時に、疑念がわきました。結果としてはXOMといった低成長、高配当株の投資は中止することにしました。

このあたりは以下の記事で詳しくまとめていますので、興味がある方は是非読んでみてください。

平行して日本株にも投資をしていたのですが、パフォーマンスを下げている銘柄にはある共通点がありました。それが

長期で下降トレンドを形成している

銘柄であるということです。これらの下降トレンドの銘柄は配当以上に含み損が大きくなっている特徴がありました。

もちろん、ナンピン買い+配当の再投資で、その後の株価上昇でパフォーマンスを向上させるきっかけになると思うのですが、私にはそれが当てずっぽうの投機のような投資スタイルに感じました。

それよりも、上昇トレンドを形成している銘柄で、キャピタルゲインをベースに長期的に展望が明るい銘柄に投資した方が、より高い確率でパフォーマンスの向上が期待できると考えるようになりました。

こうした中で、上昇トレンドを重視する投資スタイルへと移行しています。

バフェット流の投資は難しい

バフェットの投資スタイルも色々と勉強したのですが、調べれば調べるほど神がかった投資をしているという印象を受けました。

バリュー株(割安株)に投資して長期保有というスタイルなのですが、何を持って割安とするかの判断材料が少なく、私ではとても米国株の割安性を判断することはできないと痛感しました。

個別銘柄は分析に時間がかかる

個別銘柄に投資するにあたっては、過去の決算や現地のニュースをチェックしていたのですが、これがまた非常に時間がかかる上に、いまいち情報を集めるのが難しい(遅い)こういった点もマイナス要素でした。

個別銘柄よりもETFの方がパフォーマンスが高い

さらに上昇トレンドを形成している個別銘柄(V、MA、KO)とETF(HDV、QQQ)を比べてみたのですが、総じてETFの方がパフォーマンスが高い傾向がありました。

未来を予測するよりも、今起こっている事実に目を向ける

上昇トレンドの話にも通じるのですが、上昇トレンドの銘柄はその後も上昇し続け、下降トレンドの銘柄はそのまま下降し続ける可能性が高いというのは、1年程度株式を見ていて感じた部分です。

XOMのように、現時点で将来の展望が見えない会社よりも、今業績がよく、将来的にも明るい展望のある会社の方がパフォーマンスが高いということだと思います。

今は、よりパフォーマンスが高い投資方法を採用し、よりパフォーマンスが悪い投資方法を排除するという方向性で自分の投資スタイルを磨いていきたいと考えています。

上昇トレンド+ETF or 投資信託

だらだらと書いてしまいましたが、これらの振り返りから、上昇トレンドを重視して、ETFと投資信託に集中させることにしました。

理由を一言でまとめると、この投資方法が楽チンでパフォーマンスがいいからです。

コロナ暴落で大幅に株価は下落してしまいましたが、長期で上昇トレンドが継続されていれば、問題ないと考えています。

上昇トレンドの個別銘柄もありだとは思いますが、分析・情報収集に時間がかかり、リスクが分散できないというデメリットは避けたいと思います。

中長期投資を標榜していますので、購入済みの個別銘柄は当面売却せずに保有し続け、その後のパフォーマンスをウォッチしたいと思います。

最終的には、自分にあった投資スタイルを確立して、それを続けたいと考えています。

日本株は調子がいい

日本株は成長株を中心に投資していますが、非常に高いパフォーマンスを維持しています。日本株は引き続き小型株、成長株、優待株を中心に投資を続けたいと思っています。

このあたりもまた時間を見つけて投資手法を紹介したいと思います。

こうやって整理すると、まだまだぶれぶれで素人投資家って感じですね苦笑 まぁそれも実力ということで。

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