【今日の授業を終えて】 # 1
日常的に授業は行っているわけだから、講師として考えたことを日記にしていこうと思います。
午前中は大学生の授業で、古代美術史(原始美術〜ギリシャ・ローマ美術)を材料にしながら主に講義でした。美術史といってもその時代や時代を少し越えて関連した話を交えながら会話をしました。ギリシャ哲学の話のなかで、感覚的に考えたことや起こした行動原理についてを話し合い、最後はコロナショックでの今後についてとか、いま考えていることだとか、なぜ解決策がなかなか見つからないのだとか、美術史とは関係もなさそうなことをぼやき合いながら午前は終わったのでした。(こんな状況であまり立派な話はなかなか出来ませんよね)
午後は小学生が来たのだが、新しい観点とは美術において、芸術においてどうやって役立っていくのか、とか教養とは何なのか、とか他の習い事などにおいて文化的な側面がその子の成長や進路においてどう役立っていくのか、とかまあ具体的なことは書けないが、そんなかんじだった。
あくまでもこちらとしては「奇をてらった状態で挑む」のではなく、やはりある芸術という学問のなかで発展させたほうが良い、ということ。
面白い観点というのは芸術において核になる部分なので非常に大事にした方が良いが、同時に知っていこう、ということでこどもの授業では毎回、モニターレクチャー20分くらい(いつも30分くらいかかっちゃうんだけど)してから制作するようにしてる。
今日はクロード・モネ。前回はピエール・ボナール。前々回はピーター・ドイグ。前前前回はデイヴィッド・ホックニー。その前はオラファー・エリアソン。その前は確かフィンセント・ファン・ゴッホ。その前はアンリ・マティス。その前がピカソ。
でした。
レクチャーいっぱいしたなあ。
まず絵画として制作が楽しくなるような作家を紹介するというかんじ。
マティスのナスの絵は、可愛かったよね。
では。
(2020.6.16 鬱論ってなんじゃ笑。23日授業たのしみだなあ,現代美術研究所にて)