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なぜ紫キャベツは色が変わるのか?

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今日はキャベツのお話。

紫キャベツを調理していて、不思議な経験はありませんか?

酢を加えると鮮やかな赤色に、重曹を入れると青緑色に変化する様子は、まるで魔法のよう。

その秘密は、紫キャベツに含まれる「アントシアニン」という色素にあります。

アントシアニンは、周りの環境(pH)によって色が変わる特徴を持っています。

酸性に反応して赤く、アルカリ性で青や緑に変化するんです。

実は、この性質を利用して、家庭で簡単な科学実験を楽しむこともできます。

【台所で楽しむ簡単実験】

  1. 紫キャベツを細かく刻んでお湯で煮出す

  2. できた紫色の液体を3つのコップに分ける

  3. 1つ目はそのまま

  4. 2つ目に酢を数滴たらす → 赤色に!

  5. 3つ目に重曹を少々入れる → 青緑色に!

この色の変化を理解すると、料理がもっと楽しくなります。

例えば、紫キャベツのサラダを作るとき、酢を使ったドレッシングで鮮やかな赤紫色に仕上げることができます。

逆に、重曹を使う料理で色が変わってしまうことも予測できますね。

保存方法も色に影響します。
紫キャベツを美しい色で保存したい場合は、少量の酢を加えた水に漬けておくのがコツ。
これで鮮やかな色を長く楽しめます。

調理の際のポイントをまとめると:

  • 鮮やかな赤紫色を出したいときは、酢やレモン汁を活用

  • サラダは食べる直前に酢を加えると、色の変化を楽しみながら食べられる

  • 茹でる時は、少量の酢を加えた湯を使うと色鮮やかに

面白いことに、この性質は紫キャベツだけでなく、ナスや赤シソなど、アントシアニンを含む他の野菜や果物でも見られます。

自然界の色の変化を、ぜひ台所で探してみてください。

「料理は科学」という言葉がありますが、まさにその通りですね。

色の変化を理解することで、より美しく、楽しい料理が作れるようになります。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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