2021年入院日記(回復期:35日目)
これは、脳梗塞を発症した自分の記録を思考が明確なうちに残しておこうというのが目的である。
8月4日(水)、快晴。今日は嚥下造影検査の日だ。
トータル3回目、回復期に来て2回目となる。
↑ VF1回目の日の日記
↑ VF2回目の日の日記
改めて読み返してみると、1回目は、相当大変な思いをしているなぁ…。
今日の昼食は、キーマカレー。カレーは3回目。1回目は全粥ペーストだったので、とてもカレーライスとは言えないものだった。2回目は全粥だったが、お粥とカレーを合わせて食べる人は普通はいない訳で、微妙な食べ物だった。
今は食事レベルが上がり軟飯なので、ほぼ普通のキーマカレーと言ってもいい感じで、美味しくいただいた。全粥を脱却できていなかったら、再びお粥と組み合わせて食べなければならないところだった。
今日の嚥下造影検査は3人いて、順番は最後であった。まずは現在、食事の時に飲んでいるお茶(とろみ2)よりも1段階上の同じとろみ1のバリウム3ml、続いて5mlを嚥下した。5mlは前回は嚥下するのが大変だったが、今回は楽勝で嚥下できた。やはり嚥下力は上がっているのだ。さらに紙コップから飲んでみたが問題なく嚥下できた。今の自分にとっては量が多かったが、なんとか嚥下できた。次いでとろみなしのバリウムを3ml、5ml、紙コップの順で嚥下した。とろみなしはすぐに流れてくるため誤嚥するのが恐いので慎重に嚥下し、これも咽せることなく嚥下できた。次にバリウム入りのツナであるが、前回は喉に少し残り、なかなか食道に入っていかなかったが、今回は少し喉に残るものの、2〜3回嚥下すれば問題なく食道に流れていった。そしてバリウムを練り込んだパンが登場した。これもよく咀嚼して嚥下したところ問題なく食道に流れていった。パンを食べるのは2ヶ月ぶり、バリウムが練り込んであるにもかかわらず、とてもおいしく感じた…。
結果としては良好で、明日の昼食から軟飯が米飯に、きざみ食が一口サイズ食に、飲み物はとろみ2からいきなりとろみなしに食事レベルが上がることになった。
パンと麺も食べていいようだ。飲みものがとろみなしというのは少し恐いが、いつまでもとろみをつけた飲み物を飲み続ける訳にもいかないので、慎重に嚥下しよう。
今日の結果はとてもうれしい。担当のリハビリスタッフも自分のことのように喜んでくれた。本当に感謝しかない…。