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2021年入院日記(回復期:19日目)

これは、脳梗塞を発症した自分の記録を思考が明確なうちに残しておこうというのが目的である。

7月19日(月)、快晴。病室は空調が効いているが、換気のため少し窓を開けると、ミンミンゼミが鳴いている。

今日は昼食できざみ食に挑戦する日だ。昼食のメニューはカレー。前回メニューがカレーだった時は、主食が全粥ペーストだったため、非常に不思議な食べ物であった。今回は全粥になっているので、どんな感じになるのだろうか。

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↑ 前回のカレー

今回はポークカレー。ニンジンとジャガイモは固形物として入っている。豚肉は形になっていないが、入っている。

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ニンジンはジャガイモよりも少し固かったが、いずれも咀嚼すれば問題なく嚥下することができた。これをお粥と一緒に食べるというのが微妙だったが、全粥ペーストよりはマシだった。

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キャベツサラダもこれ以上ないくらい細かくきざまれているので、全く問題なし。デザートの洋ナシとヨーグルトも同様で、これくらい刻まれているのであれば、難なく食べることができる。

主治医の許可も出て、夕食から3食きざみ食となった。

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入院45日目にして、初めて固形物を口にした。

夕食は、鯵だった。鯵は食感としてはシーチキンから油分を取った感じで、よく咀嚼して食べないと喉に引っかかりそうだった。実際あまり咀嚼せずに嚥下すると若干喉に残る感じがあり、再度嚥下すれば飲み込むことができたが、注意してよく咀嚼して食べた。

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こんなに咀嚼したのも45日ぶりであった。当初は鼻から経管栄養であったし、ペースト食も咀嚼して食べる必要はない。全粥になって少し咀嚼してはいたものの、その行為に大した意味はなかった。今回の魚は今の嚥下力ではきちんと咀嚼しないと喉に残ることがあるため、まじめに咀嚼する必要があった。結果として、顎が非常に疲れた。1ヶ月半、顎の筋肉を使っていなかったのだから当たり前と言えばそうなのだが、、しばらくは顎が疲れそうだ…。

しばらくきざみ食で修行して、上の段階を目指す…。

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