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退院半年

2022年2月23日(水)、昨年退院してから半年が経過した。

記録を残すという意味で、現在の状況を記載しておこうと思う。

嚥下

今回の脳梗塞(延髄梗塞)の後遺症で、当初最も問題であったのが嚥下であった。しかしリハビリを仕事よりも必死にやったおかげで、大抵のものが食べられるようになった。現在も毎日メンデルソン手技、前舌保持嚥下訓練などのリハビリは自主トレとして行っている。だが、まだ芋やカボチャ、ゆで卵の黄身など、健常人でも飲み込みにくいものは結構大変でお茶などで流し込む感じだ。パンなども比較的飲み込みづらく、朝食時は牛乳で流し込みがちである。苦戦すると思われた麺類や果物に関しては、まったく問題なく食べることができている。別の理由で文旦が食べられないのが残念だが…。嚥下も調子の良し悪しがあって、調子が悪い時にはお茶や味噌汁を飲む時に咽ることがある。

右半身麻痺

温痛覚麻痺であるが、相変わらず入浴時に浴槽に入ると、正常な左半身は熱くても右半身だけ温い。一方、常に右半身だけ灼熱感があり、冬の寒い朝に下着を着ると、左半身はシャツが冷たくて震えるくらいであるが右半身は熱いのだ。仕事中にかなりの灼熱感を感じたので、昨年末に鍼灸院で鍼を打ちに通った。現在はプレガバリンという薬を服用しており、少し効果が出ている感じだ。よって鍼灸院通いは休止している。料理時に火を使う場合は注意をしている。熱い可能性があるフライパンや鍋などは、必ず左手で触って確認してから右手を使うようにしている。また痛みの感覚も弱く、気が付かないうちに右手が切れて出血していることがたまにある。注意が必要だ。

顔面麻痺

顔面は左側が発症時から下がっていて、現在はほぼ普通に戻っている感じだが、笑うと左側だけが下がる感じがする。今はマスクをしているのでそれほど目立たないのかも知れない。

心拍数

発症後は、安静時でも80bpmくらいであったが、現在は60bpmくらいで落ちついている。もう少し運動を増やしていかなければならないだろう。

服薬

クロピドグレル:抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)1日1回(朝)

ロスバスタチン:コレステロールを下げる薬 1日1回(朝)

プレガバリン:神経痛の治療に使用される薬 1日2回(朝、夕)

プレガバリンが1日2回になって、少し右半身の灼熱感が弱まってきた。今後、増量される可能性があり、症状は改善するかもしれないが、眠気で仕事ができなくなるかも…。また便通が発症前より明らかに悪くなった。後遺症かと思い主治医に聞いてみたが、ほとんど関係がないようだ。水をたくさん飲んで動くように言われた…。マグミットを服用する日が多い…。

仕事

入院前のポジション、役職で仕事をしている。基本的に残業はしないことにしている。通勤に時間がかかるので(片道1時間40分)、やはり以前より疲れるのだ。仕事で何が起きても、翻弄されないよう注意している。今回の病気で陥った状況よりひどいことは仕事では起きないし、気にしないようにしている。今の会社に自分のやりたいと思う仕事はなくなってしまったので、健康第一で気楽に行こうと考えている。体がもう少し回復すれば、やりたい仕事を考えてもいいかもしれない。

今後

退院1年後までの半年の間で、もう少し活動量を増やしていきたい。暖かくなるし、それに合わせてやりたいことを考えたいところだ…。


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