2021年入院日記(回復期:12日目)
これは、脳梗塞を発症した自分の記録を思考が明確なうちに残しておこうというのが目的である。
7月12日(月)、晴。朝からものすごい青空、今日は暑くなりそうだ。
7月9日の日記に書いたシャキア訓練について、友人から「シャキアって聞き慣れないから調べたら、スペルはShaker シェーカーなんだね。」というメッセージが来たので、自分でも調べてみた。
シャキア先生は、イラン出身のアメリカ人で、ウィスコンシン州ミルウォーキーにあるMedical College of Wisconsinの消化器学の教授のようだ。
この人か、このキツい訓練を考えた人は…。以下がシャキア訓練の最初の論文のようだ。リハビリの間の暇な時間にabstractだけでも読んでみるか…。
3年前の2018年には来日して、東京大学で講演をしたらしい。
自分がやっている訓練の出所を知っておくことは必要かも知れない…。
今日は嚥下のリハビリで、先週の嚥下造影検査の動画を見ながら、今の自分の嚥下の状態を確認した。言われていた通り、飲み込んだものは喉の左側を通過しており、特に固形物(ツナ)が、喉に残存していた。何度嚥下しても残存したツナを飲み込む様子が写っていたが、最終的にはやはり水分で流し込む必要があった。非常に説得力のある動画で、自分の嚥下能力が健常人には程遠いことが理解できた。今後は細かく刻んだ固形物を食べられる段階を目指すことになる。
辛くても、これにすがるしかないという感じで、首と喉の筋肉をピクピクさせてやっている…。