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ポエトリーヨーガ〜自分の内側に耳を澄ます時間〜

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2019年5月、たくさんの言葉がまるで天から降って来るように 内側から湧き出て来ました💫 一ヵ月位でまとめた詩集です🍃 ヨーガや瞑想をしているような気持ちで読み進めてくださ…
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#マインドフルネス

自分の内側に耳をすます時間

じっと耳をすましてごらん 沈黙の中には 内なる歌が響いている カラダとココロとその歌が ひとつに溶け合った時 神秘の歌は少しずつ その秘密を語り出すだろう 太陽の道を歩いたのと同じだけ 月の道を歩いた時に 第三の道は開かれる 眠っていたものは目醒め 創造の門を 賑わいの門を 終焉の門を くぐり抜け 背骨から一直線に 頭頂部を抜けて 高く 高く 舞い上がる 波打つ光が戯れるところ 波打つ音が遊ぶるところ 光は聴こえない音 音は観えない光

大切な友を待つように

難しく考えなくていい 何かに行き詰まったときは 追い求めるのではなく 待つという時間を味わうとき 求めるものはやってくる 探しているものは見つかる 質問には答えが顕れる ものごとは時が来ればやって来る 経験するすべての行程を 味わうために 時間の流れを作ったのはあなた 巡礼者が道の途中で咲く 小さな美しい花を楽しむように 今は自らの小ささを楽しむとき 旅人が遅れている列車を 待つ間に味わう夕食のように 今は自分の足りなさを味わうとき この宇宙

次元を昇る惑星とそこに棲むものたちの詩

夜明け前 静寂を破るように 鳥たちは 朝のお祈りを始める 神秘のベールに包まれる 朝靄の中 謀ったように 一斉に 新しい朝を迎える 祈りは 山々に鳴り響き 光の橋を渡り あなたへと届く 朝の光が すべてを明らかにする頃 やさしく ネガティブを 受け入れてくれる この星の 愛の扉が開かれる 光が影を創って 戯れる中 わたしは 苦しむことから 希望を持つことができる 小ささゆえに 憧れることができる 絶望の涯てから 夢に向かうことができる 見えないこと

この路は巡礼の路

わたしが歩いて来た路に 神聖でないものなどなかった そこではあなたが あらゆる存在に変幻して いつも見守ってくれていた わたしの真の望みが 叶わぬことなどなかった ありがたいことに わたしの浅はかな欲望は ことごとく粉砕されていった わたしが一番 苦しい時 胸の奥は 熱く 蠢いていた それはあなたが わたしの胸の奥に 光の泉を創って 励ましてくれていたのだった 光はわたしの眼の前で 様々な姿になって 癒し 寄り添い やさしく あたたか