見出し画像

あざみ

この話…誰かに伝わるかな?

まぁそれはいいか…

単なる独り言ってことで…

僕は僕に嘘ばかりついてる

そのせいなのか僕は毎日悩んでいる

去年も一昨年も…その前もずっと

何時も悩みを見つけては悩んでいる様に思う

昨年はどんな事で悩んでいたかと言うと
今の悩みとは全く別の悩みだったと思う

こうして違う悩みを抱えては

今日を悩んでいる

僕には不安と謂う無二の親友がいる

彼は裏切ることを知らない

喩えどんな場所や時間であっても

必ず寄り添って僕の側を離れることはない

どんなに突き放しても

いつの間にか僕に寄り添い僕を徐々に支配する

僕は彼と友達になってから人生の半分以上を損している気がする

小学生の頃、皆と夕暮れ時まで外で遊んでいても

休みの日に家族や友達とどこかに出掛けても

明日の宿題や学校の事など考えて
心の底から全てを忘れて楽しんだ事はなかった

その癖は大人になっても治る事はなかった

彼女とデートするときも

旅行に出掛けたときも

常に仕事のこと…その他の問題点等
明日への不安に
どっかで怯えている様なところがあったのだ

希望と云うものは何かしら漠然とした生きる力を与えてくれるものだ

それが常に叶わないものであれば

希望を持つのを止めようと考える

そうして行くうちに…
明るい希望と云う曖昧な望みが体の中から失われていく

希望の大きさとそれが叶わないときの絶望の大きさは比例していると思う

小さな希望を叶えていくことが大切なのかもしれない

何でもいいんだ

「今日はカレーライスを食べよう」でも
「今日はこの映画を観よう」

そんな小さな夢を繋ぐ事が大事なのかもしれない

そもそも人は、既に手に入っているものに対して有り難みを感じない

怪我をしたら、怪我が治れば何だって出来る…
怪我さえ治れば…
と思うけど
怪我が治った時点で、その欲は別の物に代わると言った様に

自分の中に希望が無くなったらどうするかって言うと

僕の場合、過去の楽しかった思い出や出来事を思い出すんだ
心のずっと隅にあったキラキラした思い出をね

その時の匂いを感じたくて

当時の思い出の産物である…音楽や写真、ドラマや映画なんかを観たり聞いたりして
その時の感情を呼び戻そうとするんだ

ところがその感情はその時のものであって
時間が経つと
その感情が甦ることはない
過去に懐古しても
その時の自分には戻れはしないのだ

続く