言いたいことが言えない人間なので、アサーションについてまとめてみる
休職するきっかけは何だったのか???
を自分なりに考えたのだけれど、直接的なきっかけが分からなかった。
いろいろな要因が重なり、だんだんと病んで仕事ができなくなり、さらに病んでいく…という負のループに入っていったのだと思う。
そして、どうして病んだのか? ということを考えていくと、端的に「自分の言いたいことを言えなかったから」だと分析した。
自分を大事にできていなかったからでは?
アサーションは自分と相手を尊重する態度を取る。相手の言いなりになること、自分の感情をこらえることはアサーティブな態度ではない。
ということで、かつての自分を応援すべくアサーションについて学び、実行していきたい。
アサーションの3つのタイプ
アサーションには3つのタイプがある。
ノンアサーティブ
アグレッシブ
アサーティブ
ノンアサーティブ
ノンアサーティブは自分の気持ちや考え、意見を表現しなかったりできない状態。消極的な態度や小さな声で発言することも含まれる。
相手には「自分は取るに足らない存在です」と伝わっている可能性がある。
ノンアサーティブなタイプは不満を自分の中に貯めこんだり、対等な人間関係が築けなかったりする。
自分はモロにノンアサーティブなタイプだった。
仕事のスキルにも自信がなかったし、新しい部署、したことのない業務で消極的な態度で仕事をしていた。上司のミスや違和感があっても、我慢をしていた。
アグレッシブ
アグレッシブは、自分の主張をするが、自分を優先してしまい相手の言動をおさえようとするタイプである。
トラブルとして、上下関係がぎすぎすしたり、自分の意見を通しても後味が悪くなったり、自己表現が「強がり」となり本心とずれる。
アサーティブ
最後はアサーティブ。
アサーションは、自分も相手も大切にした自己表現やコミュニケーション。
アサーティブなタイプだと、話し合うことで一人で考えたとき以上のよい結論がみつかったり、お互いにすがすがしいやりとりができる。
アサーティブになるためのヒント
アサーションはすべての人がもっている基本的人権の1つである。
誰もがアサーション権を持っている
誰からも尊重され、大切にしてもらう権利がある
自分の行動を決める権利がある
誰でも過ちをし、それに責任を持つ権利がある
支払いにみあったものを得る権利がある
自己主張しない権利もある
自分の場合は2の部分が薄かった。自分は仕事ができないので、大切にされる権利がないと思っていた。
アサーティブでない思い込み
アサーティブでない思い込みをしていると、自分の主張ができないことがある。
物分かりのよい人が好かれる
弱音をはいてはいけない
上司には絶対に従うべき
人を傷つけてはならない
自分も物分かりがよく、上司は絶対、と思い従っていた…。
それも仕事ができない自分というコンプレックスからくる態度であった。
アサーションの観点からいうと、アサーティブでない思い込みだったようだ。
まとめ、その他補足
この講座を受けている中で、「アサーションについて知識は理解した。しかし、自分がアサーティブになっても、相手がアサーティブにならなければ成立しないのではないか?」とメンバーが質問をしていた。
講師側も、いつでもアサーティブでいられるわけではないし、難しいところだと答えていた。
例えば上司にパワハラをされていて()、自分がアサーティブだったとしてもパワハラは止むだろうか?
もう少し砕くと、つっけんどんな物言いをする人に対して、「もっと柔らかい物言いをしてください」と言って、直してくれるだろうか?
アサーションおよびアサーティブとは、自分の態度の取り方である。
相手を変える方法ではない。万能の方法ではない。「相手の態度に対して、自分の意見を言った」時点で成長である…。
結果や周囲の反応を過度に気にしない。
主張できた時点でOKとするのがよい。